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- 民主主義を問いなおす
-
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2021年03月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784540201769
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[BOOKデータベースより]
近代国家やそのもとでの「民主主義・自由・平等」の限界があらわに。ゆきづまる近代的世界を超え、どのような未来社会を構想するか。山村と都市を行き来しながら労働や共同体をめぐる独自の思想を形成してきた哲学者が、平明な言葉で語る。
序文 神話としての近代世界
[日販商品データベースより]第1講 国家が意味を失う時代に(民主主義は成立しうるのか;たそがれる国家;民主主義と民主王朝制;近代世界の建前について;近代理念の崩壊;分解と混乱を極める世界)
第2講 未来への構想力と伝統回帰(現在のさまざまな伝統回帰;上野村の伝統回帰について;農村の伝統回帰とは何か;未来社会のデザインは農業、農村にある;討論から―ポジション取りとシステム保守を超えて)
第3講 関係的世界への回帰(「死者は存在するか」という問いに対して;実体本質論の限界;伝統思想がみた関係的世界;関係を成立させる「場」について)
第4講 どこに根を張るか(世界市場か、結び合う市場か;根の張った経済社会へ)
デマゴーグ政治の跋扈や国家独立問題、そしてコロナ禍と、世界は分解と混乱を極めている。それは、近代国家やそのもとでの「民主主義・自由・平等」のもつ欺瞞が限界を露呈したからではないのか。ゆきづまる近代的世界を超えて、どのような未来社会を構想するのか。その答えを、伝統社会、そして農山村で活発化する伝統回帰の動きのなかにみいだす。自然と人間の関係、労働や共同体をめぐる独自の思想を構築してきた在野の哲学者が語った政治・社会論。
序文 流動化する世界と私たちの課題
第1講 国家が意味を失う時代に
第2講 未来への構想力と伝統回帰
第3講 関係的世界への回帰
第4講 どこに根を張るか