畏怖すべき女神の源流

最果ての妖婆たち　山姥とハッグ妖精

三弥井書店
高島葉子　

• 価格: 6,380円（本体5,800円＋税）
• 発行年月: 2021年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784838233779

内容情報

[BOOKデータベースより]

日本の妖怪‐山姥。ブリテン諸島の妖婆‐ハッグ妖精。東と西の地の果てに顕現する超自然の妖婆たち。類似する伝承内容を精査・比較し、遠くて近い幼者の実態に迫る。神話学・考古学・民族学的視点から、信仰や女神観念の伝播・影響が絡み合い変遷する過程を追う。

第１部　「畏怖すべき女神」としての山姥とハッグ妖精（山姥と魔女と妖精；山姥の多様性；ハッグ妖精の多様性；山姥とハッグ妖精の比較）
第２部　山姥とハッグ妖精の伝統と系譜（山の神の連続性とハッグ妖精の不連続性；アイルランド神話伝説の中のハッグ女神；神話以前のブリテン諸島の女神；先史時代ヨーロッパの女神；巨石時代ブリテン諸島の女神信仰；日本神話の中の山の神と女神；記紀神話の神々の系譜；東北日本の山の女神；山の女神の北の系譜；アイヌの山の神と狩猟神；祖型女神と社会階層化）

[日販商品データベースより]

日本の妖怪「山姥」とイギリスの妖婆「ハッグ妖精」の類似する伝承を精査、比較し、遠くて近い両者の信仰・女神観念の実態に迫る。