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[BOOKデータベースより]
最近日本のエスノメソドロジーから提唱された従来の社会学との和解を「エスノメソドロジー的社会学」の誕生として歓迎し、その可能性をさらに追求する。エスノメソドロジーの創始者であるガーフィンケルのハイデッガー解釈を手がかりに、人びとの方法を歴史的文脈に埋め込まれた「生きられた経験」として読み直すことによって、本書の視点は「人びとの方法の歴史」と「概念分析の社会学」とに結びつく。ここから、ハンセン病問題と薬害エイズ問題におけるスティグマと当事者性の概念を関係的であると同時に歴史的な概念として新しく位置付け、彼らの「生きづらさ」の根源に迫る。
第1部 エスノメソドロジー的社会学を拓く(相互行為分析/会話分析の批判的検討;ガーフィンケルとハイデッガー―ドレイファスの解釈を手がかりとして;エスノメソドロジーとフィールドワークをつなぐ―「方法の知識」と「内容の知識」;インタビューにおける理解の達成;ジェンダーは男/女の二項対立概念ではない;子ども社会学の可能性)
第2部 ハンセン病問題と薬害エイズ問題(ハンセン病問題のメディア表象における被害者の物語と当事者性;ハンセン病療養所における機関誌の役割と意味;沖縄におけるインテグレーション政策の試み―犀川一夫医師に着目して;スティグマと地域社会―ハンセン病回復者・精神障害者・HIV感染者の地域生活;HIVチーム医療における心理カウンセリングの役割)