- 感染症と日本人
-
- 価格
- 2,310円(本体2,100円+税)
- 発行年月
- 2020年12月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784863292185
[BOOKデータベースより]
天然痘、コレラ、スペインかぜ、ハンセン病、そして新型コロナウイルス―感染症=伝染病の流行があぶり出すものを見極める。危機的な状況を転機に、経済効率よりも命や暮らし(文化)を優先する社会へ。
第1章 天然痘と種痘―絶望と「歓び」
第2章 明治一〇年のコレラ流行―戦争と感染症
第3章 明治一二年のコレラ大流行―「文明」と「蒙昧」のあいだ
第4章 スペインかぜ「猖獗」なり―パンデミックの現実
第5章 ハンセン病―偏見・差別・隔離・隠蔽
終章 新型コロナウイルス感染症―コロナ危機でみえたこと
天然痘、コレラ、スペインかぜ、ハンセン病、そして新型コロナウイルス。本書は、これら感染症を医学、生理学、衛生学的に扱ったものではない。過去と現在の感染症の流行が、社会や人間の行動にどのように影響を与えたかをみるものである。
本書の特徴は、個々の感染症の流行をみるときの切り口(視点)の独自性にある。感染症との付き合い方、さらに感染症と戦争・衛生行政・差別・貧困などの諸問題をどのように乗り越えて行けばよいのか、を具体的な事実を明示しながら提案した労作。
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