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- ルラルさんのつりざお
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- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2020年12月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784591168332
[BOOKデータベースより]
ルラルさんのたいせつなたからもの。それは、なくなったおじいさんからもらったつりざおです。でも、ルラルさんはそのつりざおでつりをしたことがありません。そのわけは…。「ルラルさんのえほん」シリーズ、第9作目のおはなし。
[日販商品データベースより]ルラルさんは、おじいさんからもらったつりざおを使ったことがありません。なぜなら、いっしょにつりにいこうと約束したのに、おじいさんさんは病気で入院したまま亡くなってしまったからです。
ある日、ルラルさんがそのつりざおを庭でふっていると、仲間の動物たちが集まってきて、魚がよくつれる湖に案内してくれました。
仲間たちは次々に魚をつりあげますが、ルラルさんは釣れませんる。ルラルさんがあきらめかけたとき、びっくりするほど大きな魚がかかりました。みんなで力を合わせて釣りあげようとしますが……。
★『ルラルさんのにわ』(1990年)から30年。親から子へと読み継がれる「ルラルさんのえほんシリーズ」9作目。
祖父からおくられた「つりざお」へ寄せるルラルさんの思い、釣りにいく約束を果たせないまま亡くなった祖父との思い出があたたかく伝わってくる、感動の1冊! 子どもから大人まで、すべての人の心に響く絵本。
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ルラルさんは、ときどき庭でつりざおをふっています。もちろん、魚はつれません。水もない場所ですからね。でも、どうしてなのでしょう? そのつりざおは、ルラルさんの宝物なのです。つりが好きだったおじいさんからもらい、一緒に釣りに行く約束もしていたのです。だけど、まもなく天国へ旅立ってしまいました。だから、魚を釣りたいと思えなかったのです。今日もまた、ルラルさんが庭でつりざおをふっていると、いつの間にかみんなが集まっていました。「ぼくら、魚がどっさりつれるとこ、しってます。」「いきましょう。」「いきましょう。」連れていかれたのは、丘の向こうの湖。いつかは使う時がくるだろうと思っていたルラルさんでしたが、今日がその日だったとは。ちょっとびっくりです。でも、せっかくなのでね……。さあ、ここからは楽しいつりの時間。みんなは魚が釣れたのかな? ルラルさんはどうだったのかな? もちろん期待通り、あっと驚く展開が待っていますよ。「ルラルさんのえほん」シリーズ第9作目のテーマは、果たせなかった約束について。心に秘めた、ルラルさんの大切な悲しみ。癒してくれるのは、やっぱり庭の仲間たちなのです。誕生から30年!最初からおじさんだったけれど、今もちっとも年を取らないルラルさん。子どもの時に読んでも、大人になってから読んでも、それぞれに心に染み入るお話ばかり。だから魅力的なんですよね。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
ルラルさんシリーズ、何だか憎めないおじさんのルラルさんが友達?の動物たちに翻弄される姿が面白いのですが、今回は少し違いました。一緒に釣りをしようと約束したおじいさんが亡くなってしまい、釣り竿だけを手にしたルラルさん。おじいさんとでなければその釣竿を持って釣りになど行く気になれません、が、例の如く動物たちにあれよあれよと連れて行かれます。最後は、動物たちには関係なくルラルさんのしたいようにできていたのでよかったなと思いました。(ままmamaママさん 30代・埼玉県 女の子9歳、女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳)
【情報提供・絵本ナビ】