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ウェッジ 松永和紀
点
気鋭の科学ジャーナリストが、科学的根拠に基づき「食」の技術革新を解説。消費者が誤解・忌避する心理も浮き彫りにしながら、未来の食の行方と日本が果たすべき役割を示す。
序章 ポストコロナ時代のフードセキュリティ第1章 誤解だらけのゲノム編集技術第2章 ゲノム編集食品が食卓を変える第3章 ゲノム編集の安全を守る制度第4章 ポストコロナで進む食の技術革新第5章 ゲノム編集をめぐるメディア・バイアス第6章 「置いてきぼりの日本」にならないために
◎ノーベル化学賞で注目!ゲノム編集技術「クリスパー・キャス9」人口増、温暖化、食品ロス…パンデミックが拍車をかけた「食×SDGs」の実践!高GABAトマト、肉厚マダイ、収穫量の多い米、茶色くならないレタス…新品種の開発が次々と進む日本が食の問題解決に貢献。2050年、世界100億人の「食」を救う最先端技術の全貌と食の未来。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――人口の増加、気候変動などに対応するため、品種改良が重要となり、第2の緑の革命が世界中で待望されている。飛躍をもたらす重要なキーテクノロジーは遺伝子組換えとゲノム編集。ところが、市民・消費者の抵抗感は非常に強く「遺伝子をいじる」と言われることで感覚的な拒絶反応が生まれている。さらに、両者の技術的な説明が難解なために、間違った報道やネット情報が氾濫。国会議員までもがトンデモ理論を流しているという現状だ。その結果、市民・消費者は不安を煽られ、踊らされている。そこで、現在の世界的な食料事情、品種改良への期待、遺伝子組換えやゲノム編集の技術、日本や海外の開発競争、知財権争い等、食品分野における遺伝子技術を巡る最新動向を解説。消費者が両者を忌避する心理等も浮き彫りにし、未来の食の行方、日本が果たすべき役割を考える。――「序章」より2020年10月、スウェーデン王立科学アカデミーはゲノム編集の新技術を開発した2人の女性研究者にノーベル化学賞を授与する、と発表しました。ゲノム編集は、生物のゲノムの特定の場所を人為的に切り遺伝子を変異させる技術です。ゲノム編集自体は従来、別の方法でも行われていたのですが、2人の科学者が開発したゲノムを切る“遺伝子のはさみ”の技術は、ゲノム編集をすばやく簡便、正確にできるようにした、という点で抜きんでていました。2人が2012年に発表すると、瞬く間に世界中でこの技術を用いた研究が広がり20年にはノーベル賞に。そのスピードを見れば、いかにすぐれた技術であるかがわかります。選考にあたったスウェーデン王立アカデミーの委員会は「革命的な基礎科学であるだけでなく、革新的な作物や医療につながるものだ」と称えています。この本は、そんなゲノム編集技術を用いて品種改良された食品の安全性や意義についてわかりやすく解説するものです。ゲノム編集食品の重要性は今、著しく高まり期待も大きくなっています。なぜか? 新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の地球規模の流行、すなわちパンデミックが今、世界の人々の暮らしを大きく変えつつあるからです。フードセキュリティの危機が迫っています。ゲノム編集食品は、その解決に大きく貢献できる、とみられているのです。*中略*本書が将来を見通す目を持つ読者の皆さんの冷静な判断の一助となることを願っています。
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[BOOKデータベースより]
気鋭の科学ジャーナリストが、科学的根拠に基づき「食」の技術革新を解説。消費者が誤解・忌避する心理も浮き彫りにしながら、未来の食の行方と日本が果たすべき役割を示す。
序章 ポストコロナ時代のフードセキュリティ
[日販商品データベースより]第1章 誤解だらけのゲノム編集技術
第2章 ゲノム編集食品が食卓を変える
第3章 ゲノム編集の安全を守る制度
第4章 ポストコロナで進む食の技術革新
第5章 ゲノム編集をめぐるメディア・バイアス
第6章 「置いてきぼりの日本」にならないために
◎ノーベル化学賞で注目!ゲノム編集技術「クリスパー・キャス9」
人口増、温暖化、食品ロス…
パンデミックが拍車をかけた「食×SDGs」の実践!
高GABAトマト、肉厚マダイ、収穫量の多い米、茶色くならないレタス…
新品種の開発が次々と進む日本が食の問題解決に貢献。
2050年、世界100億人の「食」を救う最先端技術の全貌と食の未来。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
人口の増加、気候変動などに対応するため、品種改良が重要となり、
第2の緑の革命が世界中で待望されている。
飛躍をもたらす重要なキーテクノロジーは遺伝子組換えとゲノム編集。
ところが、市民・消費者の抵抗感は非常に強く
「遺伝子をいじる」と言われることで感覚的な拒絶反応が生まれている。
さらに、両者の技術的な説明が難解なために、
間違った報道やネット情報が氾濫。
国会議員までもがトンデモ理論を流しているという現状だ。
その結果、市民・消費者は不安を煽られ、踊らされている。
そこで、現在の世界的な食料事情、品種改良への期待、
遺伝子組換えやゲノム編集の技術、日本や海外の開発競争、知財権争い等、
食品分野における遺伝子技術を巡る最新動向を解説。
消費者が両者を忌避する心理等も浮き彫りにし、
未来の食の行方、日本が果たすべき役割を考える。
――「序章」より
2020年10月、スウェーデン王立科学アカデミーはゲノム編集の新技術を開発した2人の女性研究者にノーベル化学賞を授与する、と発表しました。ゲノム編集は、生物のゲノムの特定の場所を人為的に切り遺伝子を変異させる技術です。ゲノム編集自体は従来、別の方法でも行われていたのですが、2人の科学者が開発したゲノムを切る“遺伝子のはさみ”の技術は、ゲノム編集をすばやく簡便、正確にできるようにした、という点で抜きんでていました。2人が2012年に発表すると、瞬く間に世界中でこの技術を用いた研究が広がり20年にはノーベル賞に。そのスピードを見れば、いかにすぐれた技術であるかがわかります。選考にあたったスウェーデン王立アカデミーの委員会は「革命的な基礎科学であるだけでなく、革新的な作物や医療につながるものだ」と称えています。
この本は、そんなゲノム編集技術を用いて品種改良された食品の安全性や意義についてわかりやすく解説するものです。ゲノム編集食品の重要性は今、著しく高まり期待も大きくなっています。なぜか? 新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の地球規模の流行、すなわちパンデミックが今、世界の人々の暮らしを大きく変えつつあるからです。フードセキュリティの危機が迫っています。ゲノム編集食品は、その解決に大きく貢献できる、とみられているのです。
*中略*
本書が将来を見通す目を持つ読者の皆さんの冷静な判断の一助となることを願っています。