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[BOOKデータベースより]
憲法学者一家が語り合う、もっともやさしい憲法の本。
第1章 憲法のきほん(70年以上にわたり現憲法の下に生きてきました。(私たちはみんな憲法の子);そもそも憲法ってなに?(どうして憲法は必要なの?);憲法を支える三つの柱(日本国憲法の基本原理) ほか)
第2章 人権(法の下の平等ってなに?(憲法14条);どんな考えを持っても構わないんだよ。(憲法19条思想良心の自由);「神様、お願い」と、誰でも思う時があります。(憲法20条信教の自由) ほか)
第3章 統治(国家権力の暴走を防ぐために…。(権力分立);みんなが選んだ国民の代表者が法律を作る!(国会);内閣総理大臣は日本の舵取り役です。(内閣) ほか)
子供から大人まで、楽しく憲法が学べる本!
マンガ・図解・イラストを多用し、中学生でもわかる憲法の本です!
親子で、憲法について話し合うツールとして読んでいただければ幸いです。
著者より―
「私たちが日常の生活の中で、憲法について考える機会はあまりないと思います。気づかないうちに、憲法で保障された権利や自由を使っていますが、憲法を意識的に考えることはほとんどないでしょう。それでいいと思います。
そんな風に憲法が日常生活に溶け込んでいる風景というのは、実は理想的な風景かもしれません。
ただ近年、私たちは自然災害や感染症という想像をはるかに超える出来事に遭遇し、私たちの日常は、平凡な日々から、不安や焦燥の日々に変わりつつあります。こんな時代に私たちを守ってくれるものは、第一には日本という国であり、私たちが選んだ政府という
ことになりますが、信頼している国や政府がいつも正しい選択をしてくれるわけではありません。国や政府が正しくない方向に進みそうになっている時には、私たち国民が、自ら声をあげ、正しい方向へと導く必要があります。
私たち国民にはその権限と権利があり、それを保障してくれているのが、実は、憲法なのです。日本国憲法は、私たちをこの国の主権者とし、表現の自由や選挙権など、様々な自由や権利を私たちに保障することによって、私たちを守ってくれています。日本国憲法は、施行から70年以上経った今も、黙々と私たちの権利・自由を守り、私たちに民主主義を教え、主権者として私たちを育ててくれています。こんな時代だからこそ、私たちは自分たちの源ともいえる日本国憲法をしっかりと知り、また日本の将来を担う子供たちに、日本国憲法を伝える責任があると思うのです。」
(「はじめに」より抜粋)