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[BOOKデータベースより]
退屈な授業を終わらせ、教室を白熱する学びの空間に!伝統的な授業や先輩教師との葛藤に揺れながら、本当に必要な学びを問う教育ドキュメント。
第1章 夢中になれる学びをすべての生徒に
[日販商品データベースより]第2章 答えはすぐそこにある
第3章 ストーリーテリング―心動かす物語の強み
第4章 PBL―生徒が問題解決の主人公
第5章 シミュレーション―生徒を引き込むロールプレイ
第6章 コンテスト―競争の新しい意義の発見
第7章 本物の課題―責任を負うことの価値
あらゆる校種、あらゆる教科において、主体的、対話的で深い学びを
実現するためのエッセンスがちりばめられた一冊
21世紀を生きていく若者には、新しい学力が求められている。わが国でも、「総合的な学習の時間」の導入以降、自ら考え、自ら学ぶ児童生徒の育成が期待されたが、日本の学校教育はいまだ変革の途上だ。多くの学校では、今でも一斉授業が主流であり、教師が熱心に話し、生徒は真面目にそれを受け入れている。新しい学び方が求められていることは、認識しつつも、従来型の古い教え方を捨て去ることができていない。「主体的、対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」への関心も高まりつつあるが、部分的に討議や発表を取り入れる程度で、授業の本質的な変革には至っていないと思われる。
本書(Beat Boredom-Engaging tuned-out teenagers)は、そのような現状に一石を投じ、本格的な授業改革に踏み出したいと考える教師に、実践のアイディアと多くの示唆を提供してくれる貴重な一冊である。
多くのアメリカの高校生が、授業に退屈(Boredom)を感じているという。本書には、ジャーナリストから教員に転じた筆者が、試行錯誤しながらその退屈さを打ち破り、生徒主体の授業をつくりあげていく様子が生き生きと描かれている。伝統的な授業や保守的な先輩教員との葛藤に揺れ動きながらも、生徒にとって本当に必要な学びとは何かを問う、映画のような教育ドキュメントとなっている。
本書で紹介されている事例は、著者が指導していた高校の政治経済、歴史、ジャーナリズムに留まらず、理科、数学、国語など多くの教科に及んでおり、教科統合的な授業づくりへのヒントも数多く散りばめられている。また、生徒の主体性を引き出す手法や考え方は、小中学校は言うに及ばず大学などでも応用が可能なものとなっている。
あらゆる校種、あらゆる教科において、主体的、対話的で深い学びを実現するためのエッセンスがちりばめられた一冊と言える。