- 日本の歴史を原点から探る
-
地域資料との出会い
シリーズ・地方史はおもしろい 02
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2020年10月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784909658401
[BOOKデータベースより]
地域資料から日本の歴史を読み解きほぐすと、さらに歴史がおもしろく、また現代社会もその先に見えてきます。本書を読まれた皆様が、各地域に残された資料や歴史的な事柄を通して、お住まいの地域や日本の将来を考える手がかりにしていただきたいと考えます。
地域資料と出会うために―本書の歩き方
第1部 伝統文化を読み解くのはおもしろい(今なお皇室とつながる特殊な集落(対象地域:京都)八瀬童子のひみつ―天皇側近の里人;特産品の起源をどう探すか(対象地域:徳島)阿波藍起源論の今;ランドマークを考古学的に探る(対象地域:東京)「凌雲閣(浅草十二階)」の煉瓦―煉瓦を考古学からみる;街角に残された資料から歴史を探る(対象地域:東京)東京近郊のレンガ産業を探る―地域資料発見の楽しさ;神社と人々の結び付きをどう調べるか(対象地域:東京)町の中の「御嶽山」―神社に関連する資料を中心に)
第2部 資料を読み込むのはおもしろい(残されたパーツから歴史を組み立て直す(対象地域:東京)お上の絵図と地面の下から宿場を探る―絵画資料と発掘成果からみる東海道品川宿;歴史の虚像はどう作られてきたか(対象地域:東京)大木戸はあったのか―地域の歴史を読み直す;地誌の編さん過程から何がわかるか(対象地域:宮崎)地域を再認識する地誌の編さん―都城島津家の人々と「庄内地理志」;書状からその関係性を明らかにする(対象地域:山形)庄内・薩摩交流の始まり―明治初年、東京における庄内士族の情報収集;感染症史を地域史料から探る(対象地域:千葉)地方文書からひもとく安政のコレラ)
第3部 歴史を再発見するのはおもしろい(考古学と文献学の協働で探る(対象地域:東京)武家の格式と威信材―関東公方葛西様と葛西城;意外な資料の出現が歴史を変えた(対象地域:新潟)逆転した鮫ヶ尾城の大手と搦手―定説を覆した高田藩士の日記;寺院資料の調査・整理からわかること(対象地域:石川)真宗末寺のしたたかさ―能登乗念寺直参への軌跡;史料の文言からみえてくること(対象地域:神奈川)鎌倉大筒稽古場内の新田試作問題―「御鉄炮御場所」から読み解く;社会的弱者の歴史をどう掘り起こすか(対象地域:神奈川)焼け跡に手を差しのべた人々の記録―地域に残る戦後社会事業団体資料の価値)
第4部 教材として役立つ地域資料(古代史の宝庫を開く鍵(対象地域:茨城)『常陸国風土記』の魅力―茨城の古代史はおもしろい;「駆け込み」資料から地域がわかる(対象地域:群馬)寺に駆け込むということ―上州館林藩にみる入寺と寺訴訟;地券からひろがる地域の歴史(対象地域:東京)壬申地券からみる地租改正;これからの歴史教育のために(対象地域:東京・神奈川)地域資料が歴史教育を今につなぐ―中学・高校・大学・市民講座と地域資料)
日本の歴史を原点から探求するために。
地域資料を読み解き考え抜くことで、歴史的な視点をどう手に入れるのか。
各地域に残された資料や歴史的な事柄を通して、自らの地域や日本の将来を考える手がかりにするべく、それぞれの資料に向き合ってきた新進の研究者が、歴史の読み解き方をふんだんに伝える。
【本書のキーワード】八瀬童子、阿波藍、御嶽山、宿場、庄内士族、武家、新田試作、駆け込み、歴史教育、地券、風土記、社会的弱者の歴史、寺院資料、藩士の日記、安政のコレラ、地誌、大木戸、レンガ、浅草十二階
執筆は、廣瀬良弘、宇野日出生、福家清司、斉藤 進、斉藤照徳、乾 賢太郎、寺門雄一、中村陽平、山下真一、今野 章、宮間純一、谷口 榮、佐藤 慎、石田文一、桑原功一、西村 健、久信田喜一、佐藤孝之、牛米 努、藤野 敦、大嶌聖子。
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