- あしなが蜂と暮らした夏
-
中央公論新社
甲斐信枝
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2020年10月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784120053436

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[BOOKデータベースより]
90歳の絵本画家がいま伝えたい、小さな昆虫の生命のドラマ。蜂の巣を持ち帰り、幼虫を育て―誕生から死までを見つめたひと夏の記憶。ベストセラー絵本『雑草のくらし』著者の初エッセイ。
[日販商品データベースより]40年ほど前の初夏、京都市郊外。きゃべつ畑で写生をしていた著者は、青虫狩りをするあしなが蜂に魅せられる。はたして彼らの巣はどこにあるのか……。あちらこちらの農家の軒下を探しまわり、ついに、比叡山の麓近くの田舎道に背を向けて建つ、一軒の納屋に行き着く。そこは、新しい巣と、ボロボロに破れた古巣が入り混じってぶら下がる「あしなが蜂の団地」だった――。ここから、一夏にわたるあしなが蜂の観察が始まる。卵を生み、丁寧に精緻に巣の部屋を作り修繕し、毎日餌を探して旅をし、団子にして幼虫に運ぶ。時には、襲ってくるすずめ蜂と決死の闘いをし、幼虫を狙う仲間のあしなが蜂を追い払う。孤軍奮闘する女王蜂たち。彼女らに心を寄せた著者は、とうとう、母蜂不在の3つの巣を新幹線に乗せて東京へ運び、幼虫を育てることを決意する。渋谷駅から10分ほどのアパートで、新鮮な魚の刺身を団子にしてピンセットで与えられた幼虫は、成長し、繭を作り、働き蜂となって元気に活動を始める。やがて夏の終わり、来年の女王蜂になる雌蜂と雄蜂が誕生。9月のある日、秋晴れの空に旅立っていった。彼らは空中で交尾をし、再び巣に戻ってくることはないのだ――。5000万年という生活史を持つ小さな昆虫、その命の営みが感動的に描かれる。