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- 藻類生命進化と地球環境を支えてきた奇妙な生き物
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SLIME
- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2020年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784806716051
[BOOKデータベースより]
「藻」というと水槽につく緑色の汚れや田んぼや池のドロッとしたモノを連想しがちだが、地球の母といってよい存在だ。韓国の海苔漁師から最先端の素材産業まで、世界を股にかけて取材した著者が立体的に描く、知られざる驚異の生物の全貌。
第1部 藻類と生命誕生(池と金魚とアゾラ;酸素を放出!シアノバクテリア ほか)
第2部 海藻を食べる人々(脳の進化と海藻;日本の海苔を救ったイギリス女性藻類研究者 ほか)
第3部 高まる藻類の可能性(農家と海藻の深いつながり;微生物研究と藻類 ほか)
第4部 藻類をとりまく深刻な事態(サンゴの危機;サンゴ礁を守る人々 ほか)
プールの壁に生えている緑色のものから、
ワカメやコンブといった海藻、
植物の体内の葉緑体やシアノバクテリアまで、
知っているようでよく知らない藻類。
だが、地球に酸素が発生して生物が進化できたのも、
人類が生き残り、脳を発達させることができたのも、
すべて、藻類のおかげだったのだ。
この1冊で、一見、とても地味な存在である藻類の、
地球と生命、ヒトとの壮大な関わりを知ることができる。
[識者、有力紙誌の評価]
生命にとって藻類ほど重要な生物は存在しない。
ルース・カッシンガーは、過小評価されてきたこの生き物の本当の姿を示してくれた。
藻類は時にねばねばして不愉快だが、本書は、藻類が実際は魅力的で、
とてつもなく有益な生き物であることを教えてくれる。
――エリザベス・コルバート
『6度目の大絶滅』でピューリッツァー賞受賞。
喜びと驚きに満ちた書籍である。
藻類は世界の隠れた支配者で、酸素、食物、そしてエネルギーをもたらしてきた。
本書は、我々の過去と未来が互いに絡みあっている事実を、
藻類を通して美しく描き出すことに成功している。
――デヴィッド・ジョージ・ハスケル
『木々は歌う』の著者、『ミクロの森』(ともに築地書館刊)でピューリッツァー賞最終候補者。
著者は、漠然とした話題をとても楽しい読み物に変えてしまう……。
有益で魅力的な入門書に仕上がっており、藻類に関する書物に何の期待もしていなかった読者でさえ、
それが「世界で最も強力なエンジン」であることを認めざるをえない。
――パブリッシャーズ・ウィークリー
藻類は地球で最も古い生命体の一つで、池の浮きカスから原油まであらゆる所で見られる……。
カッシンガーは、将来における藻類の重要性を示す説得力のある書物を書き上げた。
――ニューヨークタイムズ
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