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[BOOKデータベースより]
新型コロナ、オリンピック…これからの、日本はどうなる!?人口減少カレンダーに衝撃の続きが!『未来の年表』の予言が続々と的中してきた!この「予言書」で、10年後に備えよう。
第1部 「未来の年表」2020(2020年 日本人女性の2人に1人が50歳以上になる;2021年 「介護難民」と「介護離職」が大量発生する;2022年 独居世帯が3分の1の「ひとり暮らし社会」元年に ほか)
[日販商品データベースより]第2部 「未来のカタログ」2020(マイホームが「殺人装置」化し、生命の危機に見舞われる;都会でも、空き家や「所有者不明土地」に住み着いたスズメバチに襲われる;80代が街に押し寄せ、電車、バス、窓口、売り場が大混乱 ほか)
第3部 「未来の地図帳」2020(東京 東京都は、高齢者を引き寄せ「二層構造の一極集中化」が起きる;関東 若者は川崎へ、子育て世代は千葉へ。高齢者は介護施設を都外に求める;関西圏 三大都市圏で「ひとり負け」の関西圏。大阪市の人口を下支えするのは外国人 ほか)
新型コロナウィルス、東京オリンピック……これからの日本はどうなる!?
累計88万部「未来の年表」シリーズ3冊のポイントが、これ1冊で俯瞰的にわかる!
新・人口減少カレンダーも掲載!アップデートされたデータも満載!
・・・・・・
2020年代を迎えた。
米中貿易戦争や英国のEU離脱、あるいは地球の気候変動リスクや感染症リスクに代表される世界的な不確定要素が山積し、これまでになく「未来」への関心が高まっている。
これから日本社会はどう変貌していくのだろうか?
2020年代を一言で語るならば、「人口減少に伴う課題が、いよいよ深刻化する時代」――私にはそう思われる。
残念ながら、日本の少子化は止まらない。2019年、年間出生数は90万人を割り込み、減少スピードは加速している。
一方で、高齢化も進んでいく。街にはお年寄りの姿が目立つようになったが、高齢者の数はまだまだ増え続ける。しかも、その多くは80代以上のひとり暮らしだ。こうしたお年寄りの生活サポートに、各自治体は頭を痛めざるを得なくなるだろう。
そして、2020年代の日本最大の悩みは、勤労世代(20〜64歳)の減少だ。あらゆる職種で人手不足が続く。これまで「当たり前」と思い込んできたサービスが享受できないことを思い知らされるに違いない。 こうした不都合な真実から目をそらし、対応を怠るならば、遠からず日本社会は大混乱に陥る。
かくなるうえは、人口減少に耐えうる社会へと日本を作り替えるしかない。過去の常識や成功体験を脇に置いて、新しいやり方を模索しなければならないのである。そのためには、これから何が起こるのかを知る必要がある。
私は、2020年以降にこそ、『未来の年表』シリーズが役立つと考える。ただ、旅のガイドブックとする以上、読みやすいボリュームであることが求められよう。そこで、シリーズの内容をさらにシンプルに再編したのが本書である。本書に込めた思いは3つ。「さらに知る」「もっと深める」「まだ間に合う」だ。
『未来の年表』シリーズを「さらに知る」ことができるよう、極力最新のデータを反映しつつ、「新・人口減少カレンダー」のような新しい内容も盛り込んだ。「もっと深める」とは、シリーズの知識の整理であり、実際に行動するにあたって重要な作業となる。また、仕事や勉強に追われてシリーズをついつい読みそびれたという人も少なくないだろう。だが、本書を読めば、人口減少問題を短時間で理解できる。時間を一挙に取り戻せるのだ。
そして本書の何よりの特長は、活字で描かれたシリーズの内容を視覚的に俯瞰し、体感できることである。納得から体感へと変わる――これがこのたびの大きな狙いである。