- 詩への小路
-
ドゥイノの悲歌
講談社文芸文庫 ふA11
- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 発行年月
- 2020年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065185018
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[BOOKデータベースより]
「遠い琴の音に、ここに転がる土器がつかのまでも共鳴することもありはしないか」―ライナー・マリア・リルケ「ドゥイノの悲歌」全訳をはじめ、長年親しんだドイツ、フランスの詩人からギリシャ悲劇まで、還暦の年から九年にわたり、小説と並行して書き継がれた詩をめぐる自在な随想と、自らの手による翻訳。徹底した思索と比類なきエッセイズムが結晶した名篇。
ふたつの処刑詩
[日販商品データベースより]人形めぐり
晩年の詩
生者の心をたよりの
鏡の内の戦慄
鳴き出でよ
莫迦な
歓喜の歌
生きながらの
無限船と破船
折角の犀
風立ちぬ
吉き口
宿業のキューマ
夕映の微笑
ドゥイノ・エレギー訳文1
ドゥイノ・エレギー訳文2
ドゥイノ・エレギー訳文3
ドゥイノ・エレギー訳文4
ドゥイノ・エレギー訳文5
ドゥイノ・エレギー訳文6
ドゥイノ・エレギー訳文7
ドゥイノ・エレギー訳文8
ドゥイノ・エレギー訳文9
ドゥイノ・エレギー訳文10
ライナー・マリア・リルケ「ドゥイノの悲歌」全訳をはじめ、長年親しんだドイツ、フランスの詩人からギリシャ悲劇まで、還暦の年から九年にわたり書き継がれた詩をめぐる自在な随想と、自らの手による翻訳。徹底した思索と比類なきエッセイズムが結晶した名篇。
「詩はもとより私の領分ではない。外国文学の分野からも、離れてからもう久しい。それでも還暦の今ならぎりぎり、青年期への「お礼奉公」をささやかながら済ませるような気持もあった。/小説は相変わらず苦渋の連続だったが、この詩についての随想のほうは、わずかずつ思い出すにまかせているうちに、いつか私としては楽な筆の運びとなっていた。こんなことは、「山躁賦」の時のほかは知らない。自分は小説と随想の間に生息する者かと思った。」――古井由吉