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[BOOKデータベースより]
哲学者鷲田清一が若者に贈った、不定の時代を照らす教養の言葉。
第1章 卒業式の言葉(問題の根を発見し、解決する力;枠の外の価値を見つけられる眼;他者の小さな声を聴き、応じることができるリベラリティ;社会の根底的な変化を感知するセンス;重要なのは優れたフォロワーシップ;芸術の根底にある民主主義の精神;全容を把握できないまま拡大し続ける社会;「わたし」の表現は「時代」の表現;感動や違和感を一つの確かな表現へと転換する)
[日販商品データベースより]第2章 入学式の言葉(わからないまま的確に問題に処するスキル;ほんとうの科学は思いやりのあるもの;タフな知性に必要な「複眼」;他者を他者のほうから理解しようとする想像力;社会の現場に想像力を届ける;アートは人びとをつなぐ生存の技法;「つくる」技を回復させる;体は世界を感知するセンサー)
朝日新聞『折々のことば』でおなじみの哲学者・鷲田清一が、大阪大学・京都市立芸術大学の入学・卒業式で、新しい世界に旅立つ現代の若者たちへ贈った言葉、8年間分を収録。
「式辞にどんな言葉を送ったらいいかは年中考えていますね」(「コトカレ」インタビューより)
新入生や新社会人など、不安と希望の入り混じった若い人たちの人生の門出に投げかけられた言葉はそのまま、私たち現代人が直面する仕事や人生の悩みに寄り添い、背中を押してくれる人生の哲学となって心に響きます。