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[BOOKデータベースより]
死と死後の世界をどのように認識しいかなる儀礼によって送るのか。人は死ぬとどうなるのか。「死」とは恐れ忌むべきものか、祝うべきものなのか―。世界各地の社会や集団について思想や教義、伝統に基づく弔いのありようと死のとらえ方観察、死生観と弔い方の比較から喪失を受容し乗り越える知恵を学ぶ。
座談会1 「死」と「死者」と「死後」のとらえ方―死は悪であり、死者は畏怖の対象なのか
[日販商品データベースより]論考・人はなぜ弔うのか―「弔い」の宗教的・社会的意味の比較文化
座談会2 イスラームとキリスト教の弔いと死生観―葬送、追悼、供養の儀礼にみるその特徴
論考・キリスト教における弔いと死者との交わり
座談会3 日本における弔いの現状と未来―「死」との断絶を克服する必要性
論考・金沢における戦死者の「弔い」―招魂祭の空間の変遷と祝祭性に着目して
論考・「あの世」が照らし出す「この世」―弔いの比較文化からみえるもの
死と死後の世界をどう認識し、いかなる葬送儀礼を執り行って送り出すのか。
死者と生者との関わりをいかに取り結び、どんな供養をいつまで続けるのか。
そもそも死とは恐れるべきものか、喜ぶべきものなのか──。
死に対する考え方は、世界の各民族・宗教によってさまざまです。
輪廻転生の考えに基づいて遺体を「器」としか捉えていない人びともいれば
火葬など遺体が損壊されることは許されないと考える社会も存在します。
「あの世」の存在を認め、死後はそこに行き
特定の時期に「この世」に戻ると考える社会もあれば
来世での復活までは死者はお墓で待機していると考える民族もいます。
こうした死に対する多様な考え方とそれに基づく弔いの方法はすべて、
個人では受け止めきれない人の「死」という社会的喪失を
いかに受け止めて乗り越えてゆくか
その知恵と方法論が蓄積され結晶化されたものだと考えることができます。
本書では、日本、ヨーロッパ、アフリカ、インド、中央アジア、東南アジア、
ミクロネシア、極北地域などの各地について
仏教、イスラーム、キリスト教等の教義に基づく弔いのありようと
死生観・来世観を比較して観察し
世界の各地に暮らす人びとが、全生物に共通して訪れる「死」をいかに受け容れ
乗り越えているのかを学びます。