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[BOOKデータベースより]
フィールドで、文化人類学者が見たものとは?学界の気鋭が書き下した27の文章は、タンザニア、ガーナ、インドから、60年安保の水俣、京都大学の「立て看」撤去問題まで、時間と空間を越えてめぐりながれる。異なっていながら同じものに満ち、分かたれていながらつながっている私たちの生のありようを鮮やかに描き出す。
「人」からの遊離
[日販商品データベースより]小人との邂逅
水をめぐるはなし
循環するモノ
道の誘惑
異形の者たち
鳥の眼と虫の眼
ふたつの問い
科学の詩学へ
敷居と金槌フェティッシュをめぐる寓話
隅っこの力
まなざしの交錯と誘惑
現実以前
流転の底で
Since it must be so
世話とセワー
ささやかで具体的なこと
台所の哲学
リベリア・キャンプ
追悼されえないもの
凧とエイジェンシー
島で
サブスタンスの分有
神話の樹
言霊たち
いまとなりにいる誰かにふれてみる。27の文化人類学論考、書き下ろし
古典的な学説から最先端の潮流までを踏まえながら、気鋭の文化人類学者が書き下ろした27のショート・エッセイ(論考)。研究フィールドであるタンザニア、ガーナ、南インドから、60年安保の水俣、昨年の京都大学の「立て看」撤去問題まで、あらゆる場所と時間をこえて人類学的な実践はめぐりながれる。自ら痛みを感じ、誰かの痛みに感応せずにはいられない私たちは、そのことでつながれる。