- カート・ヴォネガット
-
トラウマの詩学
アメリカ文学との邂逅
- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2019年06月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784384059410
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[BOOKデータベースより]
読者に愛され続けたヴォネガット、トラウマとの戦いを読む。長編小説14編を出版順に論じる。
第1章 出発―『プレイヤー・ピアノ』と『タイタンの妖女』(ヴォネガットとSF;『プレイヤー・ピアノ』―「移行期」のディストピア小説 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 飛躍―『母なる夜』から『スローターハウス5』まで(トラウマに向かって;『母なる夜』―語り得ない罪、罪深い「ロマンス」 ほか)
第3章 迷走―『チャンピオンたちの朝食』から『ジェイルバード』まで(成功のあとで;『チャンピオンたちの朝食』―「切実」なメタフィクション ほか)
第4章 成熟―『デッドアイ・ディック』から『青ひげ』まで(キャリアの総括;『デッドアイ・ディック』―傍観者の罪意識 ほか)
第5章 終着―『ホーカス・ポーカス』と『タイムクエイク』(トラウマの先へ;『ホーカス・ポーカス』―ベトナム帰還兵の教え ほか)
カート・ヴォネガットは、20世紀後半のアメリカで、多くの読者に愛され、日本でも翻訳が多く出版され、読まれている作家である。
本書では、第2次世界大戦のドレスデン無差別爆撃を体験したヴォネガットのトラウマとの戦いの歴史をたどりながら、包括的に批評する。14編の長編小説を出版された順に論じ、ヴォネガットのトラウマとの関わりかたの変化を、多くの先行研究をもとに紐解く。巻末には、豊富な文献リストを簡明な説明を付して掲載。