日本「文」学史 第３冊

「文」から「文学」へー東アジアの文学を見直す　
Ａ　Ｎｅｗ　Ｈｉｓｔｏｒｙ　ｏｆ　Ｊａｐａｎｅｓｅ　“Ｌｅｔｔｅｒａｔｕｒｅ”　Ｖｏｌ．３

勉誠社
河野貴美子　ヴィーブケ・デーネーケ　新川登亀男　陣野英則　

• 価格: 4,180円（本体3,800円＋税）
• 発行年月: 2019年05月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784585294931

内容情報

[BOOKデータベースより]

これからの人文学を切り拓く新たな視角。“近世化”“近代化”を経て“現代”へと―東アジア世界における「文」の概念はいかに変容・展開していったのか。日中韓そして欧米における４８の知を集結し、描き出される初めての東アジア比較文学史。

第１部　近世化―社会の変化と「文」の変革（国家、社会と「文」；戦争と「文」；学問と「文」；ことば、翻訳、ｖｅｒｎａｃｕｌａｒｉｚａｔｉｏｎ）
第２部　近代化―東アジアの「文」から「文学」ヘの道（国家、社会と「文学」；戦争と「文学」；学問と「文学」；ことば、文体；新しいメディアの時代と「文学」）
第３部　現代の「文学」―文学の現在と人「文」の将来（現代の「文学」；近現代の文・史・哲と人文学）

[日販商品データベースより]

かつて東アジアに展開した文化史上の重要概念である「文」の解体、そして、西欧との出会いによりもたらされた「文学（literature）」への移行は、東アジア全体に及ぶ大きなパラダイム転換であった。そして現在、「文学」「人文学」の枠組みそのものが問い直されるに至っている。
これら転回の画期に、いったいどこで、何が起こっていたのか。【近世化】【近代化】という社会・文化の大変革の時期における「文」そして「文学」のありようを広く東アジア世界に探り、「文」の概念史を描き出すことで、現在そして未来へと続く「知」と「文化」の継承と展開への視点をしめす。
これからの人文学を切り拓く新たな視角【近世化】【近代化】を経て【現代】へと―東アジア世界における「文」の概念はいかに変容・展開していったのか。
日中韓そして欧米における48の知を集結し、描き出される初めての東アジア比較文学史。