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[BOOKデータベースより]
教師と子どもが笑顔になる「家庭学習」を!「シュクダイ」と聞いただけで落ち込んだ…そんな思い出にサヨウナラ。
1 宿題を毎日やらせない―悪い習慣の方向転換を図る
[日販商品データベースより]2 教室で計画実行の仕方と責任の取り方を教える―アカウンタビリティーと時間の管理能力を高める
3 信頼関係を築く―学習を促進する建設的な関係を構築する
4 生徒のニーズにあわせた特別仕様にする―課題や時間を柔軟に
5 生徒に学びを奨励する―イノベーションと創造性を促進するために
6 授業の前に好奇心を刺激する―学びへの興味関心を生み出すつながりをつくる
7 デジタルでやり取りする場を活用する―学びのためにソーシャルメディアを利用する
8 生徒の発言を拡張する―宿題の内容と方法を生徒が選択できるようにする
9 家庭と協力する―保護者に教え方のモデルを示す
10 成長の過程を見えるようにする―生徒が自分で成長を記録し、確認できるようにサポートする
「宿題」という言葉を聞いて、あなたはどんなことを思い出しますか? 楽しい思い出はありますか? それとも、意味をみいだせない「苦役」をやらされた、という記憶のほうが多いでしょうか。本書には、ワクワク感にあふれ、子どもたちが自分の意志で継続的に(なかには二年間も続けた子がいます!)取り組み続けたくなるような宿題(家庭学習)の実例がたくさん紹介されています。
日本では、学校や教師が宿題を出すのが当たり前とみなされていますよね。子どもたちだけでなく、多くのばあい親や保護者も当然視してしまっているので、宿題の是非を問う議論なんて、事実上存在しません。ところが欧米では、宿題論争が華々しく展開し続けているのです。つまり、宿題は大きな問題を抱えているということです! それらの論争本や事例集をいくつも検討してみた結果、そのなかでもっともおすすめしたい本を選んで訳すことにしました。
著者の一人は、「小学校に通う子どもが、テスト対策のためだけに、意味があるとは思えない問題集やプリントでカバンをいっぱいにして帰宅するほどばかげたことはない」と言い切っています。
さらに著者たちはこう指摘します。「宿題(家庭学習)は、教育においてもっとも誤用されているツールです。あまりにもたくさんの矛盾する考えが、宿題という枠組みのなかに詰め込まれています。生活に直結しない宿題を出すのは、生徒の時間の希少性だけでなく、学ぶことの価値までも軽んじることになるのです」。
本書は、教師、保護者、そして生徒に対して、「宿題はもういらない」というメッセージを伝えるために書かれたわけではありません。宿題に対する伝統的な見方を改め、私たちが生徒だったときに経験したものよりも、はるかにエキサイティングで、意味のある宿題(家庭学習)を出しましょうという呼びかけなのです。みなさんもぜひ、本書で宿題のとらえ方を刷新していただき、出す方もやる方も楽しくなるような宿題をつくってみて下さい。(よしだ・しんいちろう)