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- 途上国における農業経営の変革
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- 価格
- 4,070円(本体3,700円+税)
- 発行年月
- 2019年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784258046409
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[BOOKデータベースより]
序章 途上国における農業の変化と新しい農業経営
[日販商品データベースより]第1章 世界農業の趨勢と中所得国農業の変容
第2章 中国における「農業産業化」と小農経営の変容―農民専業合作社による大規模畑作経営の事例
第3章 ベトナムにおける大規模農業経営の発展条件
第4章 タイの稲作経営と作業受委託市場
第5章 「勘と経験」と「知識と技術」の交わるところ―メキシコにおける輸出向け蔬菜生産企業の挑戦
第6章 ブラジル中西部における穀物生産者の経営拡大
終章 途上国における新しい農業経営の姿
「貧困」や「低開発」といったことを連想させる途上国の農業。しかしそこでは、これまでの伝統的な家族経営とは異なる経営体が出現してきている。
農産物需要の増加を受け、先進国のみならず途上国までを含めた広く世界中で、農業を巡る変化が起こっている。その影響は、農作業の機械化・バイオテクノロジーといった栽培技術の導入から、スーパーマーケットの拡大など、生産現場から販路に至るまでさまざまだ。
途上国の農業も例外ではない。そこでは、これらの変化に対応するため、田植えから収穫まで電話による手配だけで済ませる生産者、異業種から農業業に参入し、複数の作物を生産し加工まで手掛ける経営者、零細小規模圃場がまとめられアグリビジネス向けに原材料を供給するようになった大規模農場などが出現し、ダイナミックな変化が起きている。
アジアやラテンアメリカの事例研究を通して、途上国農業を巡る様々な変化と次世代の食料供給の担い手を描き、家族経営を超えた新しい農業経営の形となりうるのか考える。