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[BOOKデータベースより]
「西洋」から「東洋」へ、「言葉」から「身体」へ。ウィーン世紀転換期文学を代表する作家フーゴー・フォン・ホフマンスタール。代表戯曲の一つ『エレクトラ』や、その日本初演をめぐる演出家・松居松葉、森鴎外らとの書簡から、ホフマンスタールが希求した「東洋」「日本」の姿、20世紀初頭の異文化交流の在り様を探る。
序論 二通の書簡―「西洋」と「東洋」の交差
[日販商品データベースより]第1章 ホフマンスタールの「オリエント」像(言語危機と「オリエント」;ドイツ語圏のオリエンタリズムとホフマンスタール)
第2章 ギリシア関連作品に表われたオリエント性(『エレクトラ』;『恐れ/対話』;『ギリシア』)
第3章 ホフマンスタールの日本像とその変遷(ジャポニスム以前の日本への関心;「若きウィーン派」とジャポニスム;ホフマンスタールとハーン;『心』のホフマンスタール作品への影響;人間存在の超個人性;『エレクトラ』のなかの「プレエクシステンツ」と「エクシステンツ」)
第4章 非西欧的身体表現(「未知なる言語」を求めて;貞奴の印象;モダン・バレエの先駆者たちからの影響;『エレクトラ』の踊り)
第5章 松居松葉による『エレクトラ』日本初演(明治・大正期のホフマンスタール変容;松葉の『エレクトラ』公演;『エレクトラ』の反響)
結論 憧れと錯覚の文化交流―新たな自己創造のために
「西洋」から「東洋」へ、「言葉」から「身体」へ――
ウィーン世紀転換期文学を代表する作家フーゴー・フォン・ホフマンスタール。代表戯曲の一つ『エレクトラ』や、その日本初演をめぐる演出家・松居松葉、森鴎外らとの書簡から、ホフマンスタールが希求した「オリエント」「日本」の姿、20世紀初頭の異文化交流の在り様を探る。