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メディアの生み出す社会的記憶 新潟大学人文学部研究叢書 15
知泉書館 原田健一
点
写真、映画などの映像表現・メディアにおいて、その企画・製作は多くの複層的なプロセスを経て生み出されており、それには個人的心情や事情だけでなく、時勢や社会の状況・構造などの影響を受ける。本書は太平洋戦争の戦時と占領期という時代的な転換期において、映像メディアと個人や社会の錯綜した関係を映像社会学の観点から明らかにしたユニークな業績である。
第1部 写真家の誕生と戦時・占領(戦争とプロパガンダ―木村伊兵衛の上海・南京;勝者のプロパガンダ―木村伊兵衛の満洲;敗者のプロパガンダ―木村伊兵衛の東京)第2部 つくり手の戦時・占領―近代的な映画会社・東宝(綴方がつなぐ記憶―山本嘉次郎の重層化した記録;屍体がつなぐ記憶―黒澤明の戦争の風景;死者がつなぐ記憶―今井正が語る戦争)第3部 メディアとしての映画の戦時・占領(映画における普及と検閲―戦時期における制度と興行;語られなかったもの―映画雑誌などの娯楽雑誌にみる占領期の検閲の諸相;語られた復興の諸相―地方と中央の映画館事情;語られた民主主義の諸相―映画・娯楽調査を読み解く;過渡期としての占領期―響き合う文化の諸相)第4部 新しい現実と古い現実―占領期における映像空間(占領期における遭遇と記録―アメリカ公文書館所蔵の映像群をどう捉えるか;浮浪児という子ども―抗争の場としての『蜂の巣の子供たち』;CIE映画・スライドの日本的受容)
写真,映画などの映像表現・メディアにおいて,その企画・製作は多くの複層的なプロセスを経て生み出されており,それには個人的心情や事情だけでなく,時勢や社会の状況・構造などの影響を受ける。本書は太平洋戦争の戦時と占領期という時代的な転換期において,映像メディアと個人や社会の錯綜した関係を映像社会学の観点から明らかにしたユニークな業績である。第T部「写真家の誕生と戦時・占領」では写真家・木村伊兵衛の戦時期の満州と敗戦後の活動を通して「報道写真」誕生とその社会的文脈を辿る。第U部「つくり手の戦時・占領」では近代的経営による映画製作を実践した東宝のもとで活躍した,山本嘉次郎,黒澤明,今井正ら監督たちが戦争の記憶からどのような作品を生み出したのかを分析。第V部「メディアとしての映画の戦時・占領」ではアメリカによる占領期の資料アーカイブ「プランゲ文庫」を活用し,当時の雑誌,映画館に対する検閲や調査からメディアとしての映画を取り巻く環境を考察する。第W部「新しい現実と古い現実」ではアメリカ公文書館にある占領期の映像資料を使い,戦時とは逆に写される側となった日本人と日本はどのように記録されたのか,CIE(民間情報教育局)による上映記録から日本人が社会や政治の場でどのように行動していったのか,その複雑な実態を解明する。
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[BOOKデータベースより]
写真、映画などの映像表現・メディアにおいて、その企画・製作は多くの複層的なプロセスを経て生み出されており、それには個人的心情や事情だけでなく、時勢や社会の状況・構造などの影響を受ける。本書は太平洋戦争の戦時と占領期という時代的な転換期において、映像メディアと個人や社会の錯綜した関係を映像社会学の観点から明らかにしたユニークな業績である。
第1部 写真家の誕生と戦時・占領(戦争とプロパガンダ―木村伊兵衛の上海・南京;勝者のプロパガンダ―木村伊兵衛の満洲;敗者のプロパガンダ―木村伊兵衛の東京)
[日販商品データベースより]第2部 つくり手の戦時・占領―近代的な映画会社・東宝(綴方がつなぐ記憶―山本嘉次郎の重層化した記録;屍体がつなぐ記憶―黒澤明の戦争の風景;死者がつなぐ記憶―今井正が語る戦争)
第3部 メディアとしての映画の戦時・占領(映画における普及と検閲―戦時期における制度と興行;語られなかったもの―映画雑誌などの娯楽雑誌にみる占領期の検閲の諸相;語られた復興の諸相―地方と中央の映画館事情;語られた民主主義の諸相―映画・娯楽調査を読み解く;過渡期としての占領期―響き合う文化の諸相)
第4部 新しい現実と古い現実―占領期における映像空間(占領期における遭遇と記録―アメリカ公文書館所蔵の映像群をどう捉えるか;浮浪児という子ども―抗争の場としての『蜂の巣の子供たち』;CIE映画・スライドの日本的受容)
写真,映画などの映像表現・メディアにおいて,その企画・製作は多くの複層的なプロセスを経て生み出されており,それには個人的心情や事情だけでなく,時勢や社会の状況・構造などの影響を受ける。本書は太平洋戦争の戦時と占領期という時代的な転換期において,映像メディアと個人や社会の錯綜した関係を映像社会学の観点から明らかにしたユニークな業績である。
第T部「写真家の誕生と戦時・占領」では写真家・木村伊兵衛の戦時期の満州と敗戦後の活動を通して「報道写真」誕生とその社会的文脈を辿る。
第U部「つくり手の戦時・占領」では近代的経営による映画製作を実践した東宝のもとで活躍した,山本嘉次郎,黒澤明,今井正ら監督たちが戦争の記憶からどのような作品を生み出したのかを分析。
第V部「メディアとしての映画の戦時・占領」ではアメリカによる占領期の資料アーカイブ「プランゲ文庫」を活用し,当時の雑誌,映画館に対する検閲や調査からメディアとしての映画を取り巻く環境を考察する。
第W部「新しい現実と古い現実」ではアメリカ公文書館にある占領期の映像資料を使い,戦時とは逆に写される側となった日本人と日本はどのように記録されたのか,CIE(民間情報教育局)による上映記録から日本人が社会や政治の場でどのように行動していったのか,その複雑な実態を解明する。