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[BOOKデータベースより]
「以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし」―すべての道徳が、この一点に集約される。明治のエリートたちが書きあげた315字。その文言はどこからやってきて、何を目指したのか?巧みなレトリックと埋めこまれたフェイクを味わう。教育勅語と関連年表付。
第1部 “精読”一字一句をつまびらかに(第一文 朕惟フニ、我カ皇祖―「朕」と「我」はどう違う?;第二文 我カ臣民、克ク忠ニ―つくられた伝統が「教育の淵源」に;第三文 爾臣民、父母ニ孝ニ―徳目はすべて「皇運」のために;是ノ如キハ、独リ朕カ―「忠」と「孝」をまとめあげる;斯ノ道ハ、実ニ我カ―全世界が戴く勅語の真理;朕爾臣民ト倶ニ―朕の希望をすすんで体せよ)
第2部 “始末”来しかたとゆく末(起草者それぞれの思惑;徳目はどこから来たか;「君主の著作」の法的地位;モノとしての教育勅語―原本と謄本;物神となった謄本と「御真影」―学校儀式と不敬事件;教育勅語と学問の自由;揺れる教育勅語解釈;失効後に残ったもの)
第3部 “考究”これまでにわかっていること
近代日本に強烈な求心力と滅びへの道をもたらした教育勅語。
1890年のエリートたちがつくりだした「名文」には、何が書かれているのか。315字の一字一句の意味と文章の構造をあきらかにし、その来歴と遺産までを語り尽くす。ありそうでなかった、上げも下げもしない教育勅語入門。
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