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- 木簡・金石文と記紀の研究
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- 価格
- 13,200円(本体12,000円+税)
- 発行年月
- 2018年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784757608917
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[BOOKデータベースより]
新出資料による文章史と、古事記の成立についての徹底した考察。近年の各種の新出資料によって、日本の七世紀中ごろにはすでに活発な文章活動が行われていたことを具体的に論じ、文章表記に関する通説に対しての再考を求め、さらに万葉集の和歌の表記などについても考証を及ばせた。また、国文学や歴史学において重要課題とされて論じられてきた古事記の成立過程について、国語学からの追究を徹底させ、序文の作成などに関する実証的な考察を深めた。
第1部 上代文字資料の表記をめぐって(七世紀における日本語の文章表記;法隆寺幡銘と斉明紀挽歌;文章史から見た法隆寺幡銘と薬師像光背銘;万葉集の「柿本人麻呂歌集」と初期木簡 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 古事記の成立と日本書紀(木花之佐久夜毘売;国生み・黄泉の国・須佐之男昇天;天孫降臨;国生み・天の石屋・八俣の大蛇 ほか)
増補(古事記序文と本文の筆録―表記と用字に関して;書評・佐佐木隆『上代の韻文と散文』)
第一部では、木簡・金石文だけでなく、法隆寺幡銘などを含む、紙以外の布、木、石、金属などに文字が書かれた、いわゆる文字資料を中心に考察する。当時、各地から出土した七世紀の木簡の検討によってはじめて、実証的に研究を進めることができたものといえよう。第二部では、古事記と日本書紀の形成・影響関係、文体・表記の様相を考察した。記紀両書は、その細部の徹底的な対比、分析が後れていたが、それを実行することによって、より確実な考証を行ったものである。