この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 帝国のフロンティアをもとめて
-
価格:5,940円(本体5,400円+税)
【2022年06月発売】
- 旧満洲本溪湖の街と人びと
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2011年07月発売】
- 軽巡海戦史
-
価格:913円(本体830円+税)
【2022年02月発売】
- 取り戻せ! 父祖先人たちの歴史と誇り
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2022年04月発売】
[BOOKデータベースより]
日清・日露戦争、第一次世界大戦、日中戦争から太平洋戦争へと、海外拡張する近代日本において、科学技術は「帝国の道具(ツール・オブ・エンパイア)」であり、拡張を支えるイデオロギーであった。異民族支配や文化接触、地域調査や資源探査、「帝国」内の知的交流…「帝国日本」で科学技術がもった意味と役割の諸相を描き、科学思想史の新たな地平を拓く。
序章 「帝国日本の科学思想史」の来歴と視角
第1章 戦う帝国の科学論―日本精神と科学の接合
第2章 帝国日本と台湾・朝鮮における植民地歴史学
第3章 帝国のローカル・サイエンティスト―気象学者・中村精男、小笠原和夫、藤原咲平
第4章 植民地朝鮮の新旧暦書をめぐる相克―民衆時間に対する帝国権力の介入
第5章 植民地朝鮮における温泉調査―知のヒエラルキーをめぐって
第6章 帝国を船がゆく―南洋群島調査の科学思想史
第7章 米国施政下琉球の結核制圧事業―BCGをめぐる「同化と異化のはざまで」
第8章 トラクター・ルイセンコ・イタイイタイ病―吉岡金市による諸科学の統一