[BOOKデータベースより]
身近な話題から深淵なテーマまで、さまざまな切り口で、最新のサイエンスを紹介。読者を「生命の本質とは」という根源的な問題に誘っていく。新書化にあたり、時間についての論考を追加。知的興奮が味わえる「福岡ハカセの生命理論」決定版。
第1章 「自由であれ」という命令―遺伝子は生命の楽譜にすぎない
第2章 なぜ、多様性が必要か―「分際」を知ることが長持ちの秘訣
第3章 植物が動物になった日―動物の必須アミノ酸は何を意味しているか
第4章 時間を止めて何が見えるか―世界のあらゆる要素は繋がり合っている
第5章 バイオテクノロジーの恩人―大腸菌の驚くべき遺伝子交換能力
第6章 生命は宇宙からやって来たか―パンスペルミア説の根拠
第7章 ヒトフェロモンを探して―異性を惹き付ける物質とその感知器官
第8章 遺伝は本当に遺伝子の仕業か?―エピジェネティックスが開く遺伝学の新時代
第9章 木を見て森を見ず―私たちは錯覚に陥っていないか
第10章 「動的平衡」時間論―世界は流れゆく
生命の謎に挑む人気シリーズ、新書化第2弾
福岡ハカセ、生命の謎に挑む!
「ヒトとチンパンジーって、遺伝子はほぼ同じだというけれど、なぜ、こんなに違うのか?」
「なぜ植物から動物は生まれたんだろう?」
「バランス良く食べろというけど、好きな物だけ食べてはダメ?」
「昆虫にフェロモンがあるというけど、ヒトにはないの?」
など、多くの人が考えたことがあるような身近な質問から、
福岡ハカセの「生命の謎探求の旅」はスタート。
軽妙に綴った文章を読み進めるうちに、いつしか、巧妙な生命のシステムを
知ることに!
発表当時、大きな話題を呼んだ衝撃作をついに新書化した本書。
新書化にあたっては、最新の研究成果に基づいて、大幅な加筆と修正を実
施し、新章も追加。
単行本を読んだ方も、未読の方にも、また1作目を読んでいない方にも、楽しんでいただける、サイエンスエッセイの決定版です!
【編集担当からのおすすめ情報】
『動的平衡 2』は、第1作と優るとも劣らない評判を獲得した作品ですが、新
書化にあたり、新章を追加し、さらに魅力的な作品になりました。
新章は、西田幾多郎の哲学と、動的平衡論を重ね合わせて、時間について考えた、斬新な思索です。
西田哲学そのものは、「易しい」とは言いがたいものですが、福岡ハカセの生命論とつながるとどうなるか。
ぜひ、本書で確認してください。
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