この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 法存立の歴史的基盤
-
価格:30,800円(本体28,000円+税)
【2009年03月発売】
- 法学再入門秘密の扉
-
価格:5,060円(本体4,600円+税)
【2016年05月発売】
- 現代日本公法の基礎を問う
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2017年02月発売】
- ローマ法案内 新版
-
価格:3,740円(本体3,400円+税)
【2017年10月発売】
- 自動運転・MaaSビジネスの法務 第2版
-
価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2024年01月発売】
[BOOKデータベースより]
追いつめられた、たった一人を守るもの。それが法とデモクラシーの基なんだ。替えのきく人間なんて一人もいない―問題を鋭く見つめ、格闘した紀元前ギリシャ・ローマの人たち。彼らが残した古典作品を深く読み解き、すべてを貫く原理を取り出してくる。この授業で大切なことは、感じること、想像力を研ぎ澄ませること。最先端の知は、こんなにも愉快だ!中高生と語り合った5日間の記録。
第1回 法はどちらの側にある?―『近松物語』(『近松物語』あらすじ;以春とおさんの結婚 ほか)
[日販商品データベースより]第2回 個人と集団を分けるもの―『自転車泥棒』(『自転車泥棒』あらすじ;二つの光景 ほか)
第3回 徒党解体のマジック―プラウトゥスの喜劇(『カシーナ』あらすじ;近松物語との類似 ほか)
第4回 見捨てられた一人のためにのみ、連帯(政治、あるいはデモクラシー)は成り立つ―ソフォクレスの悲劇(『アンティゴネー』あらすじ;なぜ埋葬してはいけないの? ほか)
第5回 日本社会のリアル、でも問題は同じだ!―日本の判例(占有保持請求本訴ならびに建物収去土地明渡請求反訴事件判例の抜粋;事件の発端は? ほか)
追いつめられた、たった一人を守るもの。
それが法とデモクラシーの基(もと)なんだ。
替えのきく人間なんて一人もいない――
問題を鋭く見つめ、格闘した紀元前ギリシャ・ローマの人たち。
彼らが残した古典作品を深く読み解き、すべてを貫く原理を取り出してくる。
この授業で大切なことは、感じること、想像力を研ぎ澄ませること。
【最先端の知は、こんなにも愉快だ! 中高生と語り合った5日間の記録】
映画を観たり戯曲を読んだりのあと、中高生との対話がはじまる。
さぁ、本当の勉強をはじめよう。
「教養どころじゃなく、自分の価値観とか、ぜんぜん、すごい変わる授業」
「人生の大事な一部分になりました」――生徒
===============================================
自由な言葉とはなにか、それはどのようにすれば機能するかをギリシャの人たちはとことん考えていた。われわれのように、憲法があるから、表現の自由で、言葉は自由だ、って、もうそこで考えを止めちゃって、ああ、自由だ自由だ、自由なはずでしょ、とかは、流石にギリシャの人たちは考えない。実質、言葉の自由が、どうしたら社会の中で実際に実現して、本当に自由なのか、この作品ばかりじゃなくて、いろんな作品にとことん書いてある。そしてこの場合も、ここでできあがった信頼関係は、新しい人間関係を作っている。新しい組織原理になって全体を解体して、ぜんぶ塗り替えちゃう。
――第四回(紀元前五世紀のギリシャ悲劇「フィロクテーテース」)より
===============================================