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- 皇室の風
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宮中取材余話
講談社
岩井克己
- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2018年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784065123058
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[BOOKデータベースより]
天皇制のいったいなにが変わり、なにが残されようとしているのか?雑誌『選択』で十年続く皇室ウォッチャーの名物連載を完全書籍化!
はじめに―光の底のブラックホール
[日販商品データベースより]お濠の向こうは
「昭和」は遠く
終わらない「戦後」
「退位」をめぐる歴史意識
「平成流」皇室と東日本大震災
皇后・東宮・内親王
忘れえぬ人
神話は生きている
必ずあること
皇室とメディア
きたるべき新時代に向けて
本書は雑誌『選択』に2008年から10年にわたって今も連載されているコラム「皇室の風」を書籍化するものです。いまや天皇による退位の表明がなされ、「平成」はカウントダウンの段階に入りました。この30年がわが国の歴史においていかなる時代であったのか、社会の変動と皇室がどうかかわってきたのか、そしてきたるべき新元号のもと、皇室と日本はどうなっていくのかを展望します。
本書は雑誌『選択』に2008年から10年にわたって今も連載されているコラム「皇室の風」を書籍化するものです。
連載第1回で著者はこう記しています。
「『帝国の統治権の総攬者』から『平和と民主主義の象徴』へと変わったが、あたかも座標軸が大きく転換しても動かぬ「原点」のように天皇はこの(皇居の)中からお濠の外を見続けてきた。
この二十余年、皇居では昭和天皇の大喪、現天皇の即位礼、太古の宗教儀式・大嘗祭、皇太子結婚など国家的イベントがあった。皇室や仕える人々の悲喜こもごものドラマもあった。今も進行中だ。天皇は皇后とともに、座標軸とそれで区切られる数々の象限を見つめ、時に悩み、引き裂かれる思いにとらわれながら戦い続けてきたように感じる」
それからさらに十年のうちに、東日本大震災があり、そしてついに退位の表明がなされ、「平成」はカウントダウンの段階に入りました。
この30年がわが国の歴史においていかなる時代であったのか、社会の変動と皇室がどうかかわってきたのか、そしてきたるべき新元号のもと、皇室と日本はどうなっていくのかを展望します。