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嘘だらけの日独近現代史

扶桑社新書 277

扶桑社
倉山満 

価格
968円(本体880円+税)
発行年月
2018年07月
判型
新書
ISBN
9784594080105

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内容情報
[BOOKデータベースより]

世界大戦に二度も負けたのに、なぜドイツは立ち直れたのか?

第1章 西ローマ帝国
第2章 神聖ローマ帝国
第3章 プロイセン王国
第4章 ドイツ帝国
第5章 ヴァイマール共和国
第6章 ドイツ連邦共和国

[日販商品データベースより]

◆世界大戦に二度も負けたのに、なぜドイツは立ち直れたのか?

日本人が思い描くドイツは「真面目でなんとなく親近感のある国」だが、それはプロイセン人がつくった「ドイツ帝国」であり、ドイツに長らく君臨してきたオーストリア・ハプスブルク家の神聖ローマ帝国ではない。現在のドイツはいわば、プロイセンに乗っ取られた国だ。では、プロイセンとは何かと問われれば、ポーランドの東の果てから流れてきたよそ者のことだ。
プロイセン人がつくったドイツには典型的な特徴がある。一、生真面目。二、勢いに乗る。三、詰めが甘い。――世界大戦で二度の大敗を喫したように、途中まではうまくいくものの、調子にのって最後は大コケすることを繰り返してきた。
明治以来、そんなドイツに憧れた国が日本だ。帝国陸軍は最先進国のドイツ陸軍を師と仰ぎ、医者はドイツ語でカルテを書いてきた。しかし、いかに多大な影響を受けたとはいえ、日清・日露戦争に勝ち大国となったはずの日本は、なぜヒトラーと組むような悪手をとってしまったのか?
そして、戦後、敗戦国に叩き落された両国はまるで異なる復興を遂げた。東西分断で塗炭の苦しみを味わったドイツは戦い抜いて統一を勝ちとった一方で、日本は何を成し遂げたというのか……? かつてヨーロッパとアジアの中心であった両国の近現代史をひもとくことで、みえてきた現在にいたる宿痾とは? 「嘘だらけシリーズ」完結編。

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