追跡日米地位協定と基地公害

「太平洋のゴミ捨て場」と呼ばれて

岩波書店
ジョン・ミッチェル　阿部小涼　

• 価格: 2,090円（本体1,900円＋税）
• 発行年月: 2018年05月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784000014090

内容情報

[BOOKデータベースより]

地球でいちばんの環境破壊者、それは米軍である。米軍基地はダイオキシン、白リン弾、核物質などで高濃度に汚染されている。高まる環境意識を受けて、米国内やヨーロッパなどでは浄化に乗り出しているが、日本では日米地位協定が基地公害を隠蔽する。燃料はたれ流し、燃えるにまかされる火災、海に捨てられた化学兵器、重金属に汚染された土は埋却して終わりだ。かつて「太平洋のゴミ捨て場」と呼ばれた沖縄をはじめ、岩国、横須賀などの在日米軍基地の知られざる汚染を暴く、衝撃のルポ。

第１章　米軍　地球でいちばんの汚染者
第２章　太平洋のジャンクヒープ
第３章　沖縄にあった米国の大量破壊兵器
第４章　ひび割れた法制度、毒入りの土地返還
第５章　今も続く沖縄米海兵隊による汚染
第６章　アジア最大の空軍基地　嘉手納の米軍公害
第７章　日本本土の米軍公害
第８章　軍事公害の今日と明日、前に進むために