- 中世古今和歌集注釈の世界
-
毘沙門堂本古今集注をひもとく
- 価格
- 14,300円(本体13,000円+税)
- 発行年月
- 2018年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784585291589
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[BOOKデータベースより]
勅撰和歌集の第一として日本文化史上に大きな位置をなした『古今和歌集』。同集にまつわる解釈史は、中世日本において特筆すべき展開を見せた―。鎌倉時代から室町時代前半にかけてかなりの権威を持って流布し、当時の文学や文化に大きな影響を与え続けた秘注的な内容をもつ注釈の流行である。重要伝本である『毘沙門堂本古今集注』、そして、中世古今集註釈をめぐる諸問題について、和歌・物語・説話・文献学・国語学・思想史等の視角から読み解き、中世の思想的・文化的体系の根幹を立体的に描き出す。『毘沙門堂本古今集注』全編の精緻な翻刻を収載!
第1部 毘沙門堂本古今集注をめぐる(複合体としての『毘沙門堂本古今集注』―その性格と成立;『毘沙門堂本古今集注』の書誌的考察;国文学研究資料館蔵「毘沙門堂本古今集註」の書式―墨合点から生成過程と性格を考える;『毘沙門堂本古今集註』声点の文献学的検討;『毘沙門堂本古今集注』における韻学的なもの ほか)
[日販商品データベースより]第2部 中世古今集注をめぐる(古今集素伝懐中抄について―釈義の並列という方法を中心に;冷泉流を標榜する古今集注―『古今和歌集聞書“冷泉流”』をめぐって;『古今和歌集』註釈と吉田神道―『日本書紀抄』享受の一面と中世後期・近世前期学問史の一隅をめぐって;下照姫の歌―中世の古今集序注から;『五蔵曼荼羅和会釈』と和歌注釈―『玉伝深秘巻』『玉伝集和歌最頂』『深秘九章』の説く和歌観の淵源を探る)
第3部 毘沙門堂本古今集注翻刻
勅撰和歌集の第一として日本文化史上に大きな位置をなした『古今和歌集』。
成立から現代にいたるまで、さまざまな形で受容・咀嚼されてきた同集にまつわる解釈史は、中世日本において特筆すべき展開を見せた―。
鎌倉時代に始まると考えられる、秘注的な内容を持った注釈の流行である。
いわば荒唐無稽とも言うべき内容を持ったこれらの秘注的注釈は、鎌倉時代から室町時代前半にかけてかなりの権威を持って幅広く流布し、謡曲、連歌、物語など、その時代の文学や文化に大きな影響を与え続けた。
中世古今和歌集注釈書における重要伝本である『毘沙門堂本古今集注』、そして、中世古今集註釈をめぐる諸問題について、和歌研究をはじめ、文献学・物語・説話・国語学・思想史等の視角から読み解き、中世の思想的・文化的体系の根幹を立体的に描き出す。