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[BOOKデータベースより]
日本のアニメは、未曾有のゴールドラッシュ。アニメのすべてを知り尽くした著者は、そう断言します。世界中の人たちが日本のアニメを夢中で観ているいま、映画のようにアニメを語れることは、必須の「大人の教養」。すごすぎる名作たちの構造や、知られざる思想を繙ぎながら、読後には誰もが「アニメ通」になっている、驚きの一冊です。
第1章 すべての映画はこれからアニメになる―『シン・ゴジラ』という庵野秀明の革命(アニメといいつつ、いきなり特撮映画だが…;庵野秀明という作家の特徴は「爆発」にあり ほか)
[日販商品データベースより]第2章 世界標準の「ルック」とはどういうものか―『君の名は。』のもつ宇宙サイズの構造(『君の名は。』は二十一世紀の『ローマの休日』;倉本聰の心を動かしたあまりにも美しい風景 ほか)
第3章 誰も語らなかったジブリ作品の「変遷」―原作版『風の谷のナウシカ』から読み解く(宮崎駿の思想をちゃんと理解している人は少ない;興行的には失敗した『太陽の王子 ホルスの大冒険』 ほか)
第4章 緻密な演出が「優れた」SFドラマを生む―『機動戦士ガンダム』と富野由悠季の思想(宮崎駿に優るとも劣らない富野由悠季の演出;「毎週新しい敵ロボットを出さない」という衝撃 ほか)
第5章 そしてアニメは新次元に到達した―『この世界の片隅に』のすごすぎるリアリティ(観終わったあとに「呆然」とさせられる大傑作;すずを「実在」させるための三つの取り組み ほか)
・そもそもアニメと実写の違いは?
・アニメの「構造」はどうなっている?
・戦争、青年の喪失……あの作品は何を描いたのか?
日本のアニメは、未曾有のゴールドラッシュ。アニメのすべてを知り尽くした著者は、そう断言します。
世界中の人たちが日本のアニメを夢中で観ているいま、映画のようにアニメを語れることは、必須の「大人の教養」なのです。
すごすぎる名作たちの構造や、知られざる思想をひもときながら、読後には誰もが「アニメ通」になっている、驚きの一冊です。
【目次】
第1章 すべての映画はこれからアニメになる――『シン・ゴジラ』という庵野秀明の革命
第2章 世界標準の「ルック」とはどういうものか――『君の名は。』のもつ宇宙サイズの構造
第3章 誰も語らなかったジブリ作品の「変遷」――原作版『風の谷のナウシカ』から読み解く
第4章 緻密な演出が「優れた」SFドラマを生む――『機動戦士ガンダム』と富野由悠季の思想
第5章 そしてアニメは新次元に到達した――『この世界の片隅に』のすごすぎるリアリティ
【内容例】
庵野秀明という作家の特徴は「爆発」にあり/「ニッポン対ゴジラ」のコピーが意味したもの/「強いゴジラ」を描くために自衛隊の強さも描く/福島原発事故のメタファーとしての『シン・ゴジラ』/『君の名は。』は二十一世紀の『ローマの休日』/ついにアニメは「写真よりイラストが上」という領域へ/「ロードラマ」と「ハイドラマ」の違いとは何か/宮崎駿の思想をちゃんと理解している人は少ない/「文明の限界の先」を表現した『風の谷のナウシカ/『もののけ姫』は事実上、『ナウシカ』の続編/最高傑作『風立ちぬ』のあと、宮崎駿は何を描くのか/宮崎駿に優るとも劣らない富野由悠季の演出/「毎週新しい敵ロボットを出さない」という衝撃/シャアの「若さゆえの過ち」とは何だったのか/『ガンダム』を優れたSF作品にした「ニュータイプ」/すずの内面を表現した、のんの圧倒的な演技力/右手という魔法を失って、すずは日常を取り戻した……ほか