- 明治期泉鏡花作品研究
-
「父」と「女」の問題を中心に
近代文学研究叢刊 63
- 価格
- 6,050円(本体5,500円+税)
- 発行年月
- 2017年09月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784757608481
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[BOOKデータベースより]
泉鏡花の作品世界においてほとんど存在しないとされてきた「父」の問題に着目。鏡花が明治20年代後半から40年代にかけて発表した小説を取り上げ、それらの中で構築される「父」を分析すると共に、「父」との関係において描かれる「女」あるいは「母」についても考察した。
鏡花世界における「父」の審級
[日販商品データベースより]第1部 鏡花の出発―「観念小説」を中心に(「人外」の「信仰」―「海城發電」論;「悪魔」の挑戦―「貧民倶楽部」論;「父」の構築―「黒猫」から「なゝもと桜」へ)
第2部 鏡花の構想―「詩想」としての「女」(「詩想」としての「女」―「笈摺草紙」における言文一致の戦略;もたらされた危機―『湯島詣』論;『風流線』のプラクシス ほか)
第3部 鏡花の闘い―不遇と再起の時代(恩寵としての「音調」―『婦系図』本文異同と「談話」の考察を中心に;妙子という「婦」―『婦系図』を司るもの;白い媒介者―『白鷺』における師‐父と「女」の機能 ほか)
泉鏡花の作品世界における「父」の存在とは?「父」及びその関係において描かれる「女」「母」を考察すると共に、言文一致運動が鏡花の文体に与えた影響についても分析。隠されたテーマに迫る新しい鏡花論。索引付。