- 地中海世界とローマ帝国
-
興亡の世界史
講談社学術文庫 2466
- 価格
- 1,496円(本体1,360円+税)
- 発行年月
- 2017年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062924665
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 教養としての「ローマ史」の読み方
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2024年10月発売】
- 古代ローマ解剖図鑑
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2024年04月発売】
- カラー版世界の教養が身につくローマ史の愉しみ方
-
価格:1,390円(本体1,264円+税)
【2023年09月発売】
- ローマ帝国人物列伝
-
価格:924円(本体840円+税)
【2016年05月発売】
- はじめて読む人のローマ史1200年
-
価格:924円(本体840円+税)
【2014年06月発売】
[BOOKデータベースより]
古代ローマ史には、「人類の経験のすべてがつまっている」という。都市国家に溢れる「共和政ファシズム」のエネルギー。ハンニバル率いるカルタゴとの死闘。カエサルとアウグストゥスが開いた帝政。人類初の「世界帝国」出現と、一神教世界への転換。そして帝国が終焉を迎えた時、文明は大きく変貌していた―。多彩な人物とドラマに満ちた千年史。
第1章 前一四六年の地球海世界
[日販商品データベースより]第2章 世界帝国の原像を求めて
第3章 イタリアの覇者ローマS・P・Q・R
第4章 ハンニバルに鍛えられた人々
第5章 地中海の覇者
第6章 帝政ローマの平和
第7章 多神教世界帝国の出現
第8章 混迷と不安の世紀
第9章 一神教世界への大転換
第10章 文明の変貌と帝国の終焉
人類の今後を占ううえで、「人類の経験のすべてがつまっている」といわれる古代ローマ史ほど、参考になるものはない。小さな都市国家を強大化に導いた、「共和政ファシズム」の熱狂的エネルギー。猛将・ハンニバルが率いるカルタゴとの死闘。カエサルとアウグストゥスに始まる帝政。地中海はもちろん、ブリテン島から中東にいたる「世界帝国」の現出。そして、ローマ帝国が終焉を迎えた時、古代文明はどのように変貌していたのか。
講談社創業100周年記企画「興亡の世界史」の学術文庫版。大好評につき、第3期刊行スタート。
かつて、政治思想史家の丸山真男は「ローマ帝国の歴史には人類の経験のすべてがつまっている」と語ったという。21世紀の今も、人類の今後を占ううえで、古代ローマの興隆と衰退の歴史ほど参考になるものはないのである。
傲慢なエトルリア人の王を追放したイタリアの小さな都市国家ローマを強大化に導いた、元老院と民衆による「共和制」と、「ファシズム」を合体させた熱狂的エネルギー。猛将・ハンニバルが率いる最大のライバル・カルタゴとの死闘。カエサルとアウグストゥスに始まる帝政。地中海はもちろん、ブリテン島から中東にいたる「世界帝国」の現出。軍人皇帝が乱立する危機と不安の時代。そして、帝国の混乱と東西分裂…。本書では、多彩な人物とドラマに満ちた古代ローマの1000年史を、「古代の最終段階」に現れた世界帝国の興亡史ととらえ、アッシリアやアレクサンドロスに始まる「世界帝国の歴史」の中に位置づける。そして、ローマ帝国が終焉を迎えた時、古代文明はどのように変貌していたのか。
多神教世界から一神教世界への転換、新しい時代へ向かう人間の営み――たんに「衰退」「没落」と言い切れない「古代末期」という時代の可能性を見出しつつ、ローマ帝国史の現代人にとっての意味と、それを知る楽しみを考える。
原本:『興亡の世界史04 地中海世界とローマ帝国』講談社 2007年刊