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[BOOKデータベースより]
戡定後のビルマの村に急拵えの警備隊として配属された賀川少尉一隊。しかし駐屯当日の夜、何者かの手で少尉に迷いのない一刀が振るわれる。敵性住民の存在が疑われるなか、徹底してその死は伏され、幾重にも糊塗されてゆく―。善悪の彼岸を跳び越えた殺人者の告白が読む者の心を掴んで離さない、戦争ミステリの金字塔!
[日販商品データベースより]【新聞、週刊誌ほかで、本読みたちから絶賛の嵐!】
謎解きの構成が、戦争小説としてのテーマと完璧に結びついている点といい、
抑えた筆致が醸し出す不穏な緊張感といい、ほれぼれするほど完成度の高いミステリである。
――千街晶之(「東京新聞」書評より)
外部との連絡が難しい閉鎖空間の村で、互いを疑うことで生まれる息苦しいまでのサスペンスは圧倒的。意外な犯人にも、衝撃の動機にも驚かされる。
――末國善己(「朝日新聞」書評より)
正統派犯人当て小説。
読者を真相へ導く終盤の展開には圧巻の迫力がある。
――杉江松恋(「週刊新潮」書評より)
戦争小説のスタイルと犯人当て小説の手法が必然性を持って結びついた「戦場ミステリ」の逸品!
――若林踏(「小説現代」書評より)
いちだんと夾雑物を排し、静かに鋭く人間性を掘り下げている。
堂々たる語りの優れた戦争ミステリーだ。
――池上冬樹(「共同通信」配信書評より
「そうです、賀川少尉を殺したのはわたしです」――ビルマ北部のある村に駐屯することになった日本人将校の突然の死。
いったい誰が、なんのために殺したのか?
皆目見当がつかず、兵士も住民も疑心暗鬼にかられるなか、のどかな村に人知れず渦巻く内紛や私怨が次第にあぶり出されていく。
戦争という所業が引き起こす村の分断、軍隊という組織に絡め取られる心理。
正体のあかされない殺人者の告白は、いつしか、思いもよらない地平にまで読者を連れ出す――
驚天動地、戦争ミステリの金字塔。