- スマホを落としただけなのに
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- 価格
- 715円(本体650円+税)
- 発行年月
- 2017年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784800270665
[BOOKデータベースより]
麻美の彼氏の富田がタクシーの中でスマホを落としたことが、すべての始まりだった。拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる凶器へと変わっていく。一方、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され…。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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北区の太
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なかなか
前評判が高かったので読んでみたが、なかなか面白かった。自分の彼氏がスマホを落とし、それを拾った人が善意の人であれば何ら問題ないのだが、長い黒髪の女性を偏愛する妙なオタク系の人間だった。そこからこのサスペンスは始まるのだが、徐々にそのオタクが単なるオタクにとどまらず、シリアルキラーであることが明らかになる。ITに疎い身には、スマホという携帯端末からこれだけの個人情報を引き出すことが出来る(事実なのか創作なのかの判別もつかないのだが)ということにまず恐怖を感じる。主人公が追い詰められてゆく手に汗握る緊張感、しかも最後まで犯人が誰だか分からないようにしていて緊張がを継続、本当によく出来ている。さらに、最後の最後に思わぬ秘密まで晒されることに。最後の最後まで息をつかせない秀作。
第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品は、二転三転する恐怖のサイバーサスペンスです! 麻美が富山に電話を掛けると、知らない男の声が返ってきた。男は富山のスマホを拾ったらしい。麻美と富山はスマホを受け取るため、男が指定した駅前の喫茶店に向かう。無事にスマホを取り戻したふたりだったが、間もなく、富山がカード詐欺に遭ったり、麻美はSNS上での友人から執拗に連絡がくるようになる。いっぽう世間では、黒髪女性の変死体が相次いで発見されるも、被害者の身元が判明せず、警察の捜査は暗礁に乗り上げていて……。