アナトミカル・ヴィーナス

解剖学の美しき人体模型
Ｔｈｅ　ａｎａｔｏｍｉｃａｌ　ｖｅｎｕｓ．

グラフィック社
ジョアンナ・エーベンステイン　堀口容子　布施英利　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 2017年02月
• 判型: 規格外
• ISBN: 9784766129441

内容情報

[BOOKデータベースより]

１８世紀から１９世紀にかけて解剖学的に正しく分解できる精緻な人体模型が穏やかならぬ数で作られ世界各地の博物館や移動式遊園地で女性解剖模型として展示されていた。その、数奇な歴史と矛盾に満ちた存在、医学と神話、奉納品と民芸品、キワモノと芸術の狭間を揺れ動いてきたヴィーナスたちを、鋭い解説が追い、検証する。カラー図版３２４点を含む、図版３６６点を掲載。

はじめに　解剖学の謎を解く
第１章　解剖学のヴィーナスの誕生
第２章　蝋の使用　聖なるものから科学へ
第３章　移動式遊園地の女神
第４章　エクスタシー、フェティシズム、人形崇拝
第５章　不気味な女神、機械の中の幽霊

[日販商品データベースより]

医学と神話、来世と現世、キワモノと芸術の境界で揺れる「解剖学のヴィーナス」。その意義と背景を解き明かし、彼女らの制作に至った思想と伝統を検証。最後に２０世紀、２１世紀における不思議な末路をたどる。