日本的ナルシシズムの罪

新潮新書　６７１

新潮社
堀有伸　

• 価格: 770円（本体700円＋税）
• 発行年月: 2016年06月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784106106712

内容情報

[BOOKデータベースより]

個人より集団、論理より情緒、現実より想像―日本人には今も昔も固有のナルシシズムが息づいている。自分のことより他人の評価、集団との一体感こそが大切で、しばしばそれは法や論理を跳び越えてしまうのだ。うつ病の急増、ブラック企業や原発事故など、昨今の社会問題すべてに通底する、いわば民族的宿痾としての「日本的ナルシシズム」の構造を明らかにする。

第１章　「頼られたい」という病
第２章　ナルシシズムの病はどこから来るか
第３章　集団とのかかわり方とナルシシズム
第４章　日本人の伝統的心性からの考察
第５章　「うつ」と日本的「うつ」のあいだ
第６章　現代的ナルシシズムのかたち
第７章　原発をめぐる曖昧なナルシシズム
第８章　成熟したナルシシズムに向けて

[日販商品データベースより]

個人より集団、論理より情緒、現実より想像…。日本人には今も昔も固有のナルシシズムが息づいている。昨今の社会問題すべてに通底する、いわば民族的宿痾としての「日本的ナルシシズム」の構造を明らかにする。