[BOOKデータベースより]
むかしむかし、三つの高い山にかこまれた谷間に、ある一家が暮らしていました。一家の畑は、山のむこうにありました。ですから、毎日、高い山を越えて畑へ行かなければなりませんでした。そんな暮らしに疲れはてた、おとうさんとおかあさんをみて、小さなサンは、立ち上がりました。「ぼくが、山を動かしてみせる」サンは、毎日つるはしで、山をけずりはじめました。そんなある日…?小さな男の子の、ひたむきな挑戦が、おもいがけない結末をよぶ不思議な物語。5さい〜
[日販商品データベースより]サン一家は、毎日高い山を越えて畑仕事に向かう。けれど、あまりの大変さにサンの両親は疲れきってしまう。そこでサンは、自分が山を動かす決意をする…。壮大なスケールで描いた挑戦の物語。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- だいすき!のりもの
-
価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2022年11月発売】
- ウェン王子とトラ
-
価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2007年06月発売】
- ハスの花の精リアン
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2011年04月発売】
- ロンと海からきた漁師
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2015年06月発売】
- ニマとおにばば
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2020年11月発売】
『ウェン王子とトラ』『この世でいちばんすばらしい馬』など迫力ある大型絵本を世に送り出してきたチェン・ジャンホン作品にあらたな一冊が加わりました。むかしむかし、三つの山に囲まれた谷間に小さな村がありました。大きながけ崩れで村人たちが去ったあと、たった一軒残った家に、サンという男の子が生まれました。サンは元気に成長します。けれども山のむこうの畑を耕すため、毎日けわしい山をこえなければならないサンの両親は、次第に疲れ果てていきます。ついに畑仕事へ出られなくなったお母さんを見て、サンは「ぼくが、山を動かしてみせる」と心に決めます。お父さんやおばあさんが「できるわけない」「この子はどうかしている」と言いますが、サンの決意は揺らぎません。一心につるはしで岩をくだき、かけらを背負っては運ぶようになりました。お母さんだけはそんなサンを「いつか、大きなことをなしとげる」と信じます。きびしい冬が過ぎ、春がめぐってきたある日、キノコのいい香りがするほらあなで、サンは一人の不思議なおじいさんに会います……。「信じる者は山をも動かす」「一念岩をも通す」などのことわざがありますが、本書はまさに「山を動かすのだ」と思いつめた少年サンが、一途に岩をくだき続ける姿が描かれます。中国の伝統的水墨画の手法を用いて描かれたけわしい山々は、すばらしいの一言。ぶきみな空、いなずま、竜と竜の吐く火が、圧倒的な存在感で、絵本のなかから迫ってきます。三頭の白竜が、真っ黒い空を舞う場面は必見です。山を動かすことを夢見た男の子の、ひたむきな挑戦が、壮大なクライマックスにつながっていきます。力強いサンの表情と、一方でサンの小ささを見せつけられるような広大な風景の数々。人知の及ばない圧倒的な「何か」、不思議な力が働く世界をこの絵本は見せてくれます。さて、サンは山を動かすことができるのでしょうか。大きな水墨画の世界に入り込んだような気分を味わってください。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
ちいさなサンの、「ぼくが、山を動かしてみせる」と、ひたむきな
挑戦に、母のサンを信じる姿が素敵だなあと思いました。
サンが毎日毎日つるはしで山を砕き、かけらをたるに放り込むと
北の村はずれに運び仕事を繰り返し、何年かかっても出来そうに
ないことをただひたすら繰り返す姿に、頭が下がりました。
洞穴で出会った白い髭を長く伸ばしたお爺さんの協力で、三頭の
竜が、大地から山を引き抜いてくれた時には、ほっとしました。
ひたむきに息子を信じる母親の姿は、親ばかではあるけれど
見習うべき姿でもあるなあと思いました。(押し寿司さん 70代以上・愛知県 )
【情報提供・絵本ナビ】