- 「労働力」の成立と現代市民社会
-
近代日本の歴史認識2
Minerva人文・社会科学叢書 210
- 価格
- 9,350円(本体8,500円+税)
- 発行年月
- 2016年05月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784623076321
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[BOOKデータベースより]
実証研究に基づく独自の市民社会論構築―社会の片隅に埋もれた出来事に光をあて、そこに隠された真実から「全体」を見渡すことを試みた労作。
近代日本の変容と労働者の人格
[日販商品データベースより]第1部 日本現代社会の論理的再検討(移行期における資本家的経営と労働者―近代“雇傭報酬制”から現代“雇用契約制”へ;複層的近代社会と現代市民社会―国民的・個別的(単一的)性格の形成過程;現代国民統合の「例外的」達成―戦前日本社会とその固有の特質;現代日本の市民社会史―労働と人格の社会史;補論 西欧社会民主主義と日本の「社会民主主義」)
第2部 日本現代社会の諸相(労務動員―捏ねあげられる「労働力」;東宝争議(一九四八年)―「生産復興」と「産別型団結」の終焉;東宝争議の再検討―戦後日本における経営ヘゲモニーの形成過程;戦後占領期中小炭鉱における組夫と従業員―北海道茅沼炭鉱を中心に)
本書は市民社会における労働と人格の様相について、近代から現代の移行期を中心に、事例とそこから導き出された理論を展開する。具体的に第?部の理論編では、近代および西欧との比較において、現代の雇用契約制、市民社会、国民統合、民主主義をテーマに検討する。また第?部の事例編では、戦時期における労務動員の性格、終戦直後に起きた東宝争議、戦後占領期における中小炭坑の組夫と従業員を取り上げる。
このような社会の片隅に埋もれた出来事に光をあて、そこに隠された真実から「全体」を見渡すことを試み、独自の理論を構築した労作である。