[BOOKデータベースより]
安保法案採決の夏、「ふつうの人」たちがデモ行進を繰り広げた。私たちはどういう国に、どう生きたいのか。この国をかたちづくる憲法を考える重要な補助線として、自律的生を担うリベラリズムを問い直す。
1 個人―統治権力の正統性根拠(自己決定とその「環境」;自己決定を「権利」として構成することの意味;自律の教説は公共社会の共通の“物語”たりうるか?)
2 政治的共同体―帰属の条件(立憲主義の土壌を侵すもの;リベラルな国家のアドミッション・ポリシー;「われら、人民」―“法の共和国”の試みとして)
安保法案採決の夏、「ふつうの人」たちがデモ行進を繰り広げた。背景には、個人が平等に尊重されるための「場」の確保が浮かび上がる。それこそが日本国憲法13条に具体化された、リベラリズムの未完の課題でもある。困難を承知の上で取り組む「個人として尊重」という普遍主義的原理の市民による相互的承認へ、憲法学から挑む。
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私たちはどういう国に、どう生きたいのか。この国を形作る憲法を考える重要な補助線として、自律的生を担うリベラリズムを問い直す。