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- 新聞への思い
-
正岡子規と「坂の上の雲」
人文書館
高橋誠一郎
- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2015年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784903174334

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[BOOKデータベースより]
明治という激動と革新の時代のなかで山茶花に新聞遅き場末哉(子規、明治三十二年、日本新聞記者として)。司馬遼太郎の代表的な歴史小説、史的文明論である『坂の上の雲』等を通して、近代化=欧化とは、文明化とは何であったのかを、比較文学・比較文明学的視点から問い直す!「坂の上の青い天にもし一朶(いちだ)の白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめてのぼってゆく」明治の幸福な楽天家たちとその後の「時代人」たちは、「坂の上」のたかだかとした「白い雲」のむこうに何を見たのであろうか。陸羯南(くが・かつなん)が創刊した新聞『日本』の「文苑」記者であり、歌人・俳人・写生文家・正岡子規の軌跡を辿り、生涯の友・夏目漱石、そして新聞人でもあった司馬遼太郎のまなざしから、しなやかに読む。
序章 木曽路の「白雲」と新聞記者・正岡子規
[日販商品データベースより]第1章 春風や―伊予松山と「文明開化」
第2章 「天からのあずかりもの」―子規とその青春
第3章 「文明」のモデルを求めて―「岩倉使節団」から「西南戦争」へ
第4章 「その人の足あと」―新聞『日本』と子規
第5章 「君を送りて思ふことあり」―子規の視線
終章 「秋の雲」―子規の面影
正岡子規、秋山好古・真之兄弟、陸羯南、夏目漱石ら「時代人」の跫音にふれながら、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を辿る。近代化=欧化とは、文明化とは何であったのかを、比較文学・比較文明学的視点から問い直す。