[BOOKデータベースより]
外食業界のスター、東証一部上場企業の社長・松村厚久。圧倒的な情熱と才気で業界を革新し続け、さらなる躍進を夢見る彼には、決定的な宿命があった。誰にも言わず、進行する若年性パーキンソン病と闘い続けていたのだ―。秘めた苦闘の日々を克明に綴る渾身のノンフィクション。
序章 「1967」2周年パーティー
第1章 若年性パーキンソン病の告白
第2章 100店舗100業態という奇跡
第3章 高知での少年時代、憧れの東京
第4章 迷走の時代を越えて
第5章 素顔の松村厚久
第6章 外食産業のさらなる未来
終章 新たな治療、上場の鐘
外食業界のスター、東証一部上場企業の社長・松村厚久。圧倒的な情熱と才気で業界を革新し続ける彼には、決定的な宿命があった…。若年性パーキンソン病と闘い続ける日々を克明に綴る渾身のノンフィクション。
「外食業界のファンタジスタ」の異名をとる、ダイヤモンドダイニング社長・松村厚久。熱い情熱と才気迸る男を襲った過酷な運命は、彼をさらなる熱狂へ駆り立てる。小松成美、渾身の書き下ろしノンフィクション。
日本の外食業界に常に新風を巻き起こし続ける「ダイヤモンドダイニング」の創業社長・松村厚久。彼の外食業界における評判は、凄まじい。「フード界のファンタジスタ」「食とエンターテインメントを融合させた天才」「レストラン業界のタブーに挑んだ男」と絶賛される一方、特異な経営方針や出店計画の度重なる見直し、他にはない個性的なコンセプト主義を表して「異端児」「無計画経営者」「目立ちたがり屋」「ビックマウス」と揶揄されることも少なくない。
高知から上京、サイゼリヤでのバイト、ディスコの黒服、日焼けサロン経営を経て外食業界に参入した松村は、奇跡の100店舗100業態を達成。2015年7月には、東証一部上場を成し遂げる。しかし、彼は熱狂的に働きながら、「若年性パーキンソン病」という過酷な病と闘っていたのだった。苛烈な人生を、全身全霊で生きる一人の男を描く、渾身のノンフィクション。