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南江堂 高橋春男 大音清香 小出良平
点
1章 眼科看護に必要な医学的知識2章 眼科看護の基礎技術3章 眼科看護におけるスタッフ教育4章 外来における看護5章 救急外来における眼の処置6章 病棟における看護7章 手術室における看護8章 眼科看護とクリニカル・パス9章 ロービジョンケア
最新の治療と、その特殊性をふまえた眼科看護の実際を解説した好評書の改訂版。眼科の基本的な解剖・疾患・検査・治療をコンパクトに解説したうえで、眼科特有の看護技術や、外来、病棟、手術室における看護の実践方法を紹介。今改訂では紙面を全面オールカラー化し、症例写真も一新。よりビジュアルに見やすくなった。眼科領域に携わる看護師必携の1冊。【はじめに】 看護師・看護学生向けの眼科テキストとして2012年に刊行した『眼科エキスパートナーシング』が第7刷まで増刷され、その都度部分的に情報更新をしてきたが、2013年秋に本書の改訂計画が持ち上がり、新しい時代に則した、新しい診療内容を取り入れて、改訂を行うことになった。 この背景には、日進月歩の医療の現場において、医療の専門分化に更なる拍車がかかり、細分化されている現状がある。これに伴って、現場で働く看護師にも高度な医学・医療知識や技術、判断力、倫理感が求められている。眼科領域においても、これらの要請に応じられる眼科看護師の育成と生涯教育、看護学生への眼科教育の必要性が高まり、急務になっていると思われる。またそれは、医師と看護師をはじめとするスタッフによるチーム医療を成功させるためにも必須である。医療におけるチームワークとは、野球での内野ゴロに対して外野手が一塁選手のカバーリングに回るが如くエラーのためのバックアップシステムではない。任せられた自分の守備(役割)はしっかり行い、両隣の守備(役割)も理解し、互いを尊重しあって一人の患者さんに向き合うチーム医療を目指すことにある。 残念ではあるが、現在の臨床現場の看護教育や看護師の配属形態は、まだまだ社会のニーズに応えたものとは言い難い現状がある。例えば筆者の施設では、内科系の14診療科と眼科を含めた外科系の12診療科があり、看護師は、外来・病棟・手術室に配属される。病棟では2年ごとに診療科をローテーションし、手術室においても3ヵ月ごとに外科系をローテーションする。総合病院では、どこも似たようなシステムであろう。このような環境では、眼科専門の看護師は育ち難い。このことは、初版刊行時からの懸案事項ではあるが、これまで永く続いているシステムだけに、変革するのはなかなか難しいことである。筆者の施設では、眼科専属の手術室を使用するようになったことで、理想的な眼科スタッフ教育へ一歩前進したと言えよう。 本書は、初版に比べて更にカラー写真を豊富に掲載した。執筆は、解剖や生理、診療についてはドクターに、外来や病棟、手術室の看護については実際に眼科看護に従事している看護師に依頼した。眼科専門の看護師を志す方々の座右の実践的テキストとして、また看護学生の教科書として、幅広く活用していただけると幸甚である。 末筆ながら、多忙な時間を割いて執筆いただいた外来、病棟や手術室の看護師の皆様、眼科学講座の先生方に心より感謝申し上げる。2015年4月小出良平
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大島清
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2001年12月発売】
郡健二郎 菅沼信彦
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2004年07月発売】
杉本利嗣
価格:5,280円(本体4,800円+税)
【2015年02月発売】
1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
1章 眼科看護に必要な医学的知識
[日販商品データベースより]2章 眼科看護の基礎技術
3章 眼科看護におけるスタッフ教育
4章 外来における看護
5章 救急外来における眼の処置
6章 病棟における看護
7章 手術室における看護
8章 眼科看護とクリニカル・パス
9章 ロービジョンケア
最新の治療と、その特殊性をふまえた眼科看護の実際を解説した好評書の改訂版。眼科の基本的な解剖・疾患・検査・治療をコンパクトに解説したうえで、眼科特有の看護技術や、外来、病棟、手術室における看護の実践方法を紹介。今改訂では紙面を全面オールカラー化し、症例写真も一新。よりビジュアルに見やすくなった。眼科領域に携わる看護師必携の1冊。
【はじめに】
看護師・看護学生向けの眼科テキストとして2012年に刊行した『眼科エキスパートナーシング』が第7刷まで増刷され、その都度部分的に情報更新をしてきたが、2013年秋に本書の改訂計画が持ち上がり、新しい時代に則した、新しい診療内容を取り入れて、改訂を行うことになった。
この背景には、日進月歩の医療の現場において、医療の専門分化に更なる拍車がかかり、細分化されている現状がある。これに伴って、現場で働く看護師にも高度な医学・医療知識や技術、判断力、倫理感が求められている。眼科領域においても、これらの要請に応じられる眼科看護師の育成と生涯教育、看護学生への眼科教育の必要性が高まり、急務になっていると思われる。またそれは、医師と看護師をはじめとするスタッフによるチーム医療を成功させるためにも必須である。医療におけるチームワークとは、野球での内野ゴロに対して外野手が一塁選手のカバーリングに回るが如くエラーのためのバックアップシステムではない。任せられた自分の守備(役割)はしっかり行い、両隣の守備(役割)も理解し、互いを尊重しあって一人の患者さんに向き合うチーム医療を目指すことにある。
残念ではあるが、現在の臨床現場の看護教育や看護師の配属形態は、まだまだ社会のニーズに応えたものとは言い難い現状がある。例えば筆者の施設では、内科系の14診療科と眼科を含めた外科系の12診療科があり、看護師は、外来・病棟・手術室に配属される。病棟では2年ごとに診療科をローテーションし、手術室においても3ヵ月ごとに外科系をローテーションする。総合病院では、どこも似たようなシステムであろう。このような環境では、眼科専門の看護師は育ち難い。このことは、初版刊行時からの懸案事項ではあるが、これまで永く続いているシステムだけに、変革するのはなかなか難しいことである。筆者の施設では、眼科専属の手術室を使用するようになったことで、理想的な眼科スタッフ教育へ一歩前進したと言えよう。
本書は、初版に比べて更にカラー写真を豊富に掲載した。執筆は、解剖や生理、診療についてはドクターに、外来や病棟、手術室の看護については実際に眼科看護に従事している看護師に依頼した。眼科専門の看護師を志す方々の座右の実践的テキストとして、また看護学生の教科書として、幅広く活用していただけると幸甚である。
末筆ながら、多忙な時間を割いて執筆いただいた外来、病棟や手術室の看護師の皆様、眼科学講座の先生方に心より感謝申し上げる。
2015年4月
小出良平