人間の尊厳と人格の自律

生命科学と民主主義的価値
叢書・ウニベルシタス　１０２４
Ｍｅｎｓｃｈｅｎｗｕ¨ｒｄｅ　ｕｎｄ　ｐｅｒｓｏｎａｌｅ　Ａｕｔｏｎｏｍｉｅ．

法政大学出版局
ミヒャエル・クヴァンテ　加藤泰史　小谷英生　瀬川真吾　高木駿　高畑祐人　辻麻衣子　徳地真弥　中沢武　

• 価格: 3,960円（本体3,600円＋税）
• 発行年月: 2015年03月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784588010248

内容情報

[BOOKデータベースより]

何が生と死を決めるのか。人間尊厳とＱＯＬ評価、生殖医療、遺伝子診断、着床前診断と幹細胞研究、クローンと人格、医療情報の開示／拒否、インフォームド・コンセントの是非、自己決定による死の権利、そして臨死介助…。生命医療倫理学の最前線では、いま何が起きているのか。

生命科学と民主主義的価値
第１部　人間の尊厳（人間の尊厳とＱＯＬ評価との両立不可能性に反対して；着床前診断と幹細胞研究；政治的か倫理的か？―国家倫理評議会の着床前診断意見書に対する批判）
第２部　人格（生命科学と人格概念；クローニングと人格の同一性；自己‐操作？）
第３部　自律（情報を受けての同意・情報を受けての拒絶・情報の拒絶；臨死介助；延長された自律）
展望　多元主義的社会における人間の尊厳と人格の自律

[日販商品データベースより]

人間の生命に関わるバイオテクノロジーは、民主主義的価値に対していかなる問題提起を行うのか。ヘーゲル研究から生命医療倫理学まで、幅広い領域で活躍し現代ドイツの倫理学研究をリードする著者の主著。