[BOOKデータベースより]
おばあちゃんの家にあったもの。かまど、羽がま、七輪、水がめ、井戸、五右衛門ぶろ、まき、つけもののたる…。わたしの家にあったもの。電気炊飯器、一口ガスコンロ、電気冷蔵庫、電気せんたく機、テレビ、火ばち、足ぶみミシン…。なにをするにも時間がかかってたいへんだったけれど、おもしろいこともたくさんありました。
おばあちゃんの家のくらし(お台所;せんたく;五右衛門ぶろ;お便所)
わたしの家のくらし(朝ごはん;せんたく;そうじ;手づくりの服;買いもの;お手つだい;ばんごはん;おふろ;お茶の間;電化製品がやってきた!;夜;おでかけ;夏のくらし;冬のくらし)
電気も水道もない家でくらしていたおばあちゃん。台所や五右衛門ぶろなど、そのころのくらしと、電気やガスがとおり、便利になってきた昭和のくらしを楽しいイラストで紹介。大人にとっては懐かしいものがいっぱい。
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70年前から50年前の日本の生活を、住まいを通して紹介します。作者は、たかいひろこさん。関西地方に住んでいた たかいさんが、記憶を元に資料を確認しながら絵本の形にまとめた思い出絵日記です。出てくるのは、戦前に建てられた「おばあちゃんの家」と、子どもの頃たかいさんが住んでいた「わたしの家」。図鑑のように、家の中の道具や使いかたが細かく丁寧に紹介されます。洗濯ひとつとっても、70年前、50年前と、現在とでは、様子がまるで違います。電気・水道のなかったおばあちゃんの家での洗濯は、洗濯板と石鹸で。シーツのように大きなものは、たらいで踏み洗いしていました。便利な家電が出てきた頃のわたしの家の洗濯は、電気洗濯機。水気は洗濯機に付いたローラーにはさんで絞っていました。今と比べて、当時の家事が本当に重労働だったことに改めて驚いてしまうのですが、この本では、たくさんの暮らしのエピソードや生活の知恵が紹介されているのが楽しいポイント。洗濯機のローラーを歯磨き粉のチューブの残りを絞るのにも使っていたことや、雨水が染みないように、物干しの先に空き缶をかぶせていたことなど、当時の日常が覗けるようで、とても身近に感じられます。家族の食事の風景や保存食、服装、電化製品、当時の買い物や、そうじのしかた、おふろやトイレのこと。楽しみにしていたことや大変だったこと、などなど。くすっと笑ってしまったり、知らなかったことに感心したり。友達の話を聞くようにワクワクしながらページをめくれるのは、どのページにも、たかいさんの思い出と生活の実感がこもっているからですね。今では見られないものもたくさんありますが、たくさんの絵と説明で、子どもにとってもイメージしやすく、大人たちには懐かしいものがたくさん発見できるようになっています。おじいちゃんおばあちゃんと一緒に読めば、「そうそう、懐かしい!そういえばこんなことがあってね。」なんて、盛り上がりそうです。言葉の説明や索引、参考文献も記載されていて、調べ学習にも活躍まちがいなし!親子で学べて楽しめる充実した一冊です。
(絵本ナビ編集部 掛川晶子)
小学校3年生の我が家の娘は、小学校の社会科で「むかしもくらし」について学んでいるので、この本は実にタイムリーで勉強になる1冊に思いました!!!
日常の道具も本当に進化したのがよくわかります。
今の私たちの暮らしも50年後は昔のこととして、こんな本になっちゃうのかな(笑)。(まゆみんみんさん 40代・兵庫県 女の子9歳)
【情報提供・絵本ナビ】