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- 茶のこころを世界へ
-
平和への祈り
100年インタビュー
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2014年12月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784569784342
[BOOKデータベースより]
戦争に負けたが、文化では負けない―戦後まもなく、父から茶道を学ぶGHQを見て、伝統文化の継承に目覚める。「一〓(わん)からピースフルネス(平和)を」の願いをこめて、世界60か国以上を訪ねた裏千家大宗匠の半生と思い。
第1章 茶人として生きる(又新にて―「和敬清寂」「茶のこころ」;家元でなく大宗匠として;家元の長男として)
第2章 平和への思いを胸に(特攻隊の日々;生き残った負い目を抱えて;「茶のこころ」をアメリカに;「茶のこころ」が導く平和;親子で学ぶ和の学校)
第3章 「思うこころ」がつむぐもの(「の」の関係;利休のこころを今に;一〓(わん)からピースフルネスを)
時代を切り開いてきた人の半生をたどり、思いや夢に迫るNHKBSの番組「100年インタビュー」の単行本化シリーズ。17巻目の本書は、茶道裏千家大宗匠千玄室さんの回を単行本化したもの。▼400年以上続いている茶道の家元の家に生まれ、6歳の6月から稽古を始め、15代家元になるべく育てられてきたが、昭和18年、同志社大学2年在学中に自ら志願して海軍に入隊。飛行科に入り特攻を志願。しかし出撃の直前に待機命令が出て生き残り、死んでいった戦友たちへのうしろめたさに苦しむ中、14代家元の父のもとにGHQが茶道を習いに来ているのを見て「これだ! 文化の力だ! 戦争には負けたが、文化では負けない! お茶は世界平和の架け橋になる」と気づき、伝統文化の継承に目覚めた。▼平和への願いをこめて世界60か国以上を訪ね、国際会議などで国と国をつなぐお茶のセレモニーを開催。和の教育に尽力してきた半生を裏千家今日庵のお茶室で語ります。
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茶道の家元の家に生まれた著者。学徒出陣、特攻を志願したが生き残り、戦後、千利休から受け継いだ茶を通して平和を求めた軌跡と思い。