[BOOKデータベースより]
日本の思想は、ときどきに流行する意匠が構造化されないままに同居していて、一神教に見られるような座標軸がないとされる。しかし日本の思想が私たちの魂を形成していることはいうまでもない。神の祀り、和歌のあはれ、仏法の絶対知、儒学の天などの古層を掘り下げ、今・ここをよりよく生きようと葛藤してきた私たちのありようを解明し対象化して、新しい日本の倫理学の構築を試みる。
第1部 現存の根本構造(無窮無辺の時・空へ;外なる他である“もの”;自である内なる“たま”;「生」の世界;「生」の意味)
第2部 伝承としての倫理思想(“もの”神の祀り;花鳥風月・原郷世界;仏の絶対知;武士;「天」;文明)
日本に伝承されてきた言葉に根差した理知により、今・ここに現存している、己れのよりよい究極の生のための地平を拓く。該博な知に裏打ちされた、著者渾身の論考。新しい日本の倫理学の構築を試みた1冊。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 定本葉隠〔全訳注〕 中
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2017年11月発売】
- 定本葉隠〔全訳注〕 下
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2017年12月発売】
- 定本葉隠〔全訳注〕 上
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2017年10月発売】
- 概説日本思想史 増補版
-
価格:3,850円(本体3,500円+税)
【2020年12月発売】
日本に伝承されてきた言葉の理知により、今ここにある己れのよりよい生のための地平を拓く。該博な知に裏打ちされた著者渾身の論考。