- 嚥下障害のことがよくわかる本
-
食べる力を取り戻す
健康ライブラリーイラスト版
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2014年09月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784062597869
[BOOKデータベースより]
「口から食べること」をすぐにあきらめない!家庭でもできる訓練法、口腔ケア、安全な食べ方・調理法…誤嚥を防ぎ、食べる力を取り戻すリハビリ術を徹底解説。
1 口からうまく食べられない、飲み込めない(考えておこう―食べることには栄養摂取以上の意味がある;摂食嚥下とは―じつは複雑で精巧な「食べる」しくみ ほか)
2 状態をつかんで対策を立てる(かかわる人―チームでのサポートが必要になる;状態をつかむ―誤嚥の有無と嚥下の状態を調べる ほか)
3 基礎訓練と治療で機能アップ(嚥下障害のリハビリ―食物を使わない基礎訓練と食べながら進める摂食訓練がある;やってみよう―顔のマッサージで口の動きを改善する ほか)
4 誤嚥を防いで安全に食べるために(口から食べる―水が飲めれば摂食訓練を始められる;毎日の習慣―食べ続けるために習慣づけが必要 ほか)
5 十分に食べられなくなったら(経管栄養とは―口から十分に食べられないときの選択肢;管を入れたら―「口から食べられなくなる」とはかぎらない ほか)
嚥下障害は食物をうまく飲み込めない状態のこと。脳卒中などの病気や加齢による筋肉の減少、治療薬の影響など原因はさまざま。この状態を放置しておくと窒息、誤嚥、低栄養といった命にかかわる事態もまねく。治療やリハビリはどのように進めるのか。口から食べられないときの選択肢は……。本書は医療機関での取り組みをはじめ、家庭でもできる訓練法や口腔ケア、安全な食べ方・調理法などを徹底図解した決定版!
ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》
【「口から食べること」をすぐにあきらめない!】
嚥下障害とは食物をうまく飲み込めない状態のこと。
口から安全に食べ続けるためには、食べる力の維持、あるいは回復させる取り組みが必要です。
家庭でもできる訓練法、口腔ケア、安全な食べ方・調理法など、誤嚥をふせぎ、食べる力を取り戻すリハビリ術を徹底解説します。
【まえがきより】
口からうまく食べられない状態を、嚥下障害、あるいは摂食嚥下障害といいます。
嚥下とは飲み込むことを指す言葉。つまり口から胃にスーッと流れ込むはずの食物が途中で止まってしまったり、肺につながる気管のほうに入ってしまう誤嚥を引き起こしやすくなったりする状態が嚥下障害(摂食嚥下障害)です。
嚥下機能の低下は、窒息を起こしやすくするだけでなく、誤嚥性肺炎という、高齢者にもっとも多いタイプの肺炎を引き起こす原因にもなってしまいます。肺炎は、現在、日本人の死因の第三位。高齢者にとっては、まさに命にかかわる重大な病気です。
「食事中によくむせる」「食べこぼしが多い」などの症状を「ああ、またか」と見過ごしていませんか? これらは嚥下障害で起こりやすいサインです。口から安全に食べ続けるためには、食べる力の維持、あるいは回復させる取り組みが必要です。(藤島一郎)
【本書の主なポイント】
●嚥下障害は食物をうまく飲み込めない状態のこと
●わずかな誤嚥が重い病気「誤嚥性肺炎」につながる
●どこを受診すればいいのか。嚥下障害に取り組む専門職とは
●嚥下リハビリには、食べる力をアップさせる体操や各種の訓練をはじめ、さまざまな取り組みがある
●食べられないときも口内を清潔に。汚れの放置で肺炎の危険性も高まる
●誤嚥を防ぐ安全な食べ方、おすすめ・要注意の食品、調理・献立の工夫
●口から十分に食べられないときの選択肢
●胃ろうにしても「口から食べられなくなる」とはかぎらない
●嚥下機能を改善するための手術と誤嚥防止の手術
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