[BOOKデータベースより]
「忌み」は、外からはばかって近づかぬものと、内にあって警戒し忌みでないすべてのものを排除しようとする両方に分かれ、かつ密接にからまりあっている。ここに、穢れと差別の根源がある。微々たる片いなかの事実を集積してその解明の手がかりとする「日本民俗学の前途の光」。全集未収録の、貴重な読み物。
1 忌の状態
2 忌を守る法
3 忌の終り
4 忌の害
5 土地の忌
6 物の忌
7 忌まるる行為
8 忌まるる日時
9 忌まるる方角
10 忌詞
タブーに関する言葉をジャンル別に網羅し、徹底的に解説。全集未収録の超貴重な本を、新字新仮名の読みやすい形で完全復刊。全国のタブーに関する慣習から探る、日本人論の白眉。
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